「まだあるぞMiG-29!」ウクライナに追加供与へ“精密爆撃”にも活用される貴重な航空戦力

ある意味F-16よりも重要?

ポーランドが10年間にわたるウクライナ支援を約束

 ウクライナ大統領府は2024年7月8日、ポーランドと安全保障協定を締結したことを発表し、MiG-29の追加供与の可能性について言及しました。

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デジタル迷彩が特徴的なウクライナ空軍のMiG-29(画像:ウクライナ国防省)。

 ポーランドはロシアによるウクライナ侵攻が始まった2022年2月以降、40億ユーロを超える航空機、弾薬、戦車、軍用車両などの軍事支援パッケージを提供していますが、今回の協定ではさらに14機のMiG-29を追加供与するための検討に入ったとのことです。

 7月に入ってからウクライナ軍は、ロシア軍のミサイル攻撃により、地上でのMiG-29やSu-25など貴重な航空戦力の損傷が報じられており、今回の供与でそれらの損害を穴埋めを行うことも可能になります。なお、MiG-29はこれまでもポーランドから20機程度供与されています。同機には改造すればフランスから供与された通常爆弾を精密誘導弾に改造できる空対地モジュラー兵器であるAASM250が搭載可能で、対空のみならず、対地戦闘でも、性能を発揮します。

 ほかにも、数件の軍事支援パッケージを提供する予定で、約10年間にわたりウクライナを支援し続けることを約束する協定となっています。

 また、ポーランドに向けて発射されたものの未だウクライナ領空内にあるミサイルや無人機を迎撃する可能性も規定されました。

【画像】見慣れない兵器が…これが、新爆弾を搭載したMiG-29です

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