ウクライナへ「グリペンをすぐ送るのは現実的ではない」将来的な動きを見据えた戦略を発表 スウェーデン

「送りたい」とは思ってる?

大規模軍事援助で「グリペン」の部品購入が明らかに

 スウェーデン国防省は2024年9月9日、ウクライナに対する第17次軍事支援パッケージの内容を公開。同国のサーブ製戦闘機「グリペン」を引き渡す準備を進めていることが明らかとなりました。

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サーブ39「グリペン」(画像:サーブ)。

  46億スウェーデンクローナ(約630億円)規模になるこの軍事援助パッケージには、UAS(無人航空機システム)、防空システム、多数の歩兵用の対戦車兵器のほか、CB-90高速攻撃艇などが含まれます。

 さらに「グリペン」に関する援助も言及されており、「F-16戦闘機の優先導入に支障をきたすため即時移送は現実的な選択ではない」としつつも、「将来的な支援の可能性のため、『グリペン』の機体部品を取得することでこれを実現します」と述べています。

 この部品はスウェーデン空軍が現在主力戦闘機として運用している電子装備を改良した「グリペン」Cとその複座タイプのDになるそうで、スウェーデン政府が決定すれば将来的にウクライナに供与される可能性があります。

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