「史上最大規模の軍用トラック受注」独ラインメタル社 砲弾に続いて車両も 大量発注が続く背景とは
最大6500台!?
日本円で6000億以上大型契約か
ドイツの防衛企業であるラインメタルは2024年7月1日、ドイツ連邦軍から軍用トラックの納入に関しての大きな契約を結んだと発表しました。
この契約は、ドイツ連邦議会の予算委員会による承認を受けた、ドイツ連邦軍の予算枠組みに基づくもので、今後7年間で最大6500台の積載量クラス3.5トン、5トン、15トンの非装甲型軍用トラック(UTF)の追加発注を可能とするものです。
これらの軍用トラックの調査費用を合計すると最大35億ユーロ(約6000億円)規模となり、これは同社が軍との間に結んだ軍用トラックの納入計画としては史上最大の規模となるそうです。
この契約に基づき、早速8WD多用途戦術トラックである「RMMV(ラインメタル・マン・ミリタリー・ヴィークル)」 610台以上が納入される予定で、総額は3億1200万ユーロに相当します。なお、2024年中にこのうち約250台が納入される計画となっています。
なお、ラインメタルは6月20日に、ドイツ連邦軍から155mm砲弾受注で史上最大規模の契約を結んでおり、立て続けとなった大量発注には、2022年2月に始まったロシアによるウクライナ侵攻による、情勢の変化が強く影響しています。
07/08 06:12
乗りものニュース