ロシアの輸送網に大きな打撃か「米国供与のミサイル」でウクライナ軍がフェリーを攻撃

ウ軍参謀本部が発表。

攻撃には「ATACMS」を使用

 ウクライナ軍参謀本部は2024年5月31日、クリミア半島のケルチに向けてミサイル攻撃を行い、停泊していたロシアのフェリー2隻に損傷を与えたと発表しました。

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「ATACMS(エイタクムス)」を発射するアメリカ軍の車両(画像:アメリカ陸軍)。

 目標はケルチのフェリーターミナルに停泊している船舶で、攻撃にはアメリカから供与を受けた地対地ミサイル「ATACMS(エイタクムス)」が使用されたと参謀本部は発表しています。

 この、エイタクムスによる攻撃で、ロシアが鉄道車両の輸送に使っているフェリー2隻に大きな損傷を与え、そのうち1隻は座礁したとのことです。参謀本部はフェリーターミナルを攻撃した後の画像も公開しており、停泊してあるフェリーには、損傷したと思われる黒い影のようなものが船体に見えます。

 ケルチは2014年のロシアによるクリミアの編入以降、ロシアが実効支配を続けている地域です。そのため参謀本部は攻撃後「敵はクリミアがウクライナであることを忘れてはならない」とメッセージを送っています。

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