「都営新宿線の延伸用地」が大変貌へ “ずっと塩漬け状態”だった駅前の空き地で複合施設が着工
スカイライナーの停車も増える?
新鎌ヶ谷駅前の複合施設が着工
京成電鉄は2024年5月20日(月)、新鎌ヶ谷駅前の商業施設を着工したと発表しました。この開発は、もともとは都営新宿線(10号線)の延伸用地として確保され、長らく塩漬けになっていた土地を有効活用する事業です。駅前の一等地にもかかわらず未使用の状態が続いてきましたが、ついに大きく姿を変えることになります。
新鎌ヶ谷駅は、京成電鉄・新京成電鉄・北総鉄道・東武鉄道の4路線が乗り入れる千葉の交通結節点。京成グループでは、新京成線の連続立体交差事業や北総線の運賃値下げ、一部スカイライナーの停車など、活性化に力を入れている駅です。
都営新宿線を本八幡から新鎌ヶ谷まで延伸する計画もありましたが、新線計画が消滅したことから、建設のために確保された土地も宙に浮いていました。そのため、土地保有者の千葉県企業局が2022年11月に事業者を公募し、京成電鉄・東武鉄道・大和ハウス工業・東方地所グループに決定しています。
計画地は駅南側にある約7083平方メートル。事業は、商業棟(地上6階地下1階建て)と、住宅棟(地上15階建て)を建設するほか、広場や自由通路も整備します。商業施設は低層階に飲食・物販店舗、5~6階にオフィスが入る見込み。2026年度に開業する予定です。
05/28 08:42
乗りものニュース