3年半も眼底検査で眼科医が判定行わず 28人が精密検査や観察必要も「異常なし」

岐阜県下呂市の診療所でおよそ3年半もの間、健康診断で行っていた眼底検査において、眼科医の判定でない診断結果を253人に伝えていたことがわかりました。

下呂市によりますと小坂町の下呂市立小坂診療所では2020年4月から去年10月までの間に健康診断で行われた眼底検査で、本来、医師がするはずの結果の判定を検査を担当した技師が行っていたということです。

およそ3年半の期間で、不適切に結果を処理されたのは市の職員など253人で、そのうちの28人は本来、精密検査や観察が必要であるにもかかわらず「異常なし」と判定されていたということです。

CBC

2月28日、前年度と異なる判定を受けた受診者が、診療所に問い合わせをしたことで事案が発覚しました。

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市によりますとこの診療所に眼科医はおらず、外部の眼科医に判定結果の依頼をする必要があったということです。

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下呂市は11日の会見で、「情報共有を徹底し、外部委託の有無を明示化するなど、担当技師から医師に明確に伝達する方法を確立する」とコメントしています。

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