シャンプーは髪を洗うのではなく頭皮を洗って!自然乾燥もNG!洗髪後もしっかり保湿を

『新・心とからだの養生学』イラスト:小林マキ

イラスト:小林マキ

強い日差しにさらされ続けた頭皮は乾燥が進んでいる可能性大。放っておくと、さまざまなトラブルを招きかねません。秋に行いたい頭皮ケアを伝授します(イラスト/小林マキ 取材・文・構成/岩田正恵《インパクト》 デザイン/米山和子《プッシュ》)

【写真】知ってますか?シャンプーの3タイプの特徴

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心がけたい4つの頭皮ケア習慣

1)シャンプーと洗い方を見直す

「つっぱる、ひりつく、べたつくといった頭皮の違和感があれば、使っているシャンプーが合っていない可能性が」と浜中先生は指摘します。

「シャンプーは髪を洗うものと勘違いしている方が多いのですが、そもそもは頭皮を洗うのが目的です。下の表を参考に、自分の頭皮に合うタイプを選んで」(浜中先生。以下同)

また、正しい方法でシャンプーをし、よく洗い流しましょう。

「洗髪後、濡れたままにすると頭皮の常在菌が繁殖してフケやかゆみ、においの原因になります。自然乾燥ではなく、ドライヤーでしっかり乾かすことも忘れずに」

【正しいシャンプーの仕方】

1)手ぐしで髪をすすいだ後、シャンプーを手のひらに取って泡立てる。髪に直接シャンプーをつけて泡立てると、摩擦が生じて頭皮の負担になるのでNG

2)襟足から後頭部、側頭部、頭頂部、前頭部、生え際の順で、頭皮をマッサージするように洗う。爪で頭皮を傷つけないよう、指の腹を使うこと

3)かがみになり、髪の毛の流れに逆らうように、下から上に向けて洗い流す

4)頭皮にシャワーを当てる。湯を手のひらに溜め、その湯を頭皮に当ててすすぐ

【シャンプーのタイプ】

2)頭皮を保湿して

頭皮の乾燥を防ぐには、洗髪後の保湿を習慣にしたいところです。

「顔や体に使っている保湿剤でかまいませんが、髪のボリュームを維持したい場合は、乳液やクリームではなく、べたつきの少ないローションタイプがおすすめ。頭皮専用の保湿剤など、髪のボリュームを落とさないものもあります」

(イラスト:小林マキ)
3)頭皮を健やかに保つビタミンA・B・C

頭皮の健康に役立つ栄養素を積極的に摂取しましょう。

「レバーや卵に含まれるビタミンAは頭皮の新陳代謝を促し、豚肉や赤身の魚に含まれるビタミンB群は過剰な皮脂の分泌を抑制します。コラーゲンの合成に必須のビタミンCが豊富なレモンやキウイ、頭皮の保湿をサポートするセラミドを補うために豆類やこんにゃくも食事に取り入れましょう」

4)腸内環境を整えて、免疫力をアップ

免疫力が低下すると、頭皮トラブルも起こりやすくなります。

「免疫力を維持・向上させるには、腸内環境を整えることが肝心です。腸内の善玉菌を増やすヨーグルトやキムチ、味噌といった発酵食品、ひじき、ごぼうなど食物繊維が豊富な食材、納豆や豆腐などの大豆製品を意識して摂りましょう」

【頭皮を健やかに保つアイテム】

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