頭皮の本来の色は、青白いぐらいの白。赤や茶色なら、日焼けして乾燥が進んでいるので保湿を
強い日差しにさらされ続けた頭皮は乾燥が進んでいる可能性大。放っておくと、さまざまなトラブルを招きかねません。秋に行いたい頭皮ケアを伝授します(イラスト/小林マキ 取材・文・構成/岩田正恵《インパクト》 デザイン/米山和子《プッシュ》)
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自律神経を整えることが頭皮のケアにつながる
頭皮の状態を知るために、まずは鏡で頭皮の色をチェックしてみましょう。
「本来の色は、青白いぐらいの白ですが、赤や茶色になっているなら、日焼けして乾燥が進んでいると考えられます。ただちに保湿剤でのケアが必要です」
生活習慣を見直して、自律神経を整えることも大切。
「頭皮の健康のために不可欠な栄養を行きわたらせるのが、血流です。頭皮の血流量は、ストレスなどに影響を受けるほか、自律神経も関係しています。自律神経には交感神経と副交感神経がありますが、血管は交感神経が優位のときに収縮し、副交感神経が優位になると拡張します。そのバランスが整うことで血流が安定し、頭皮の状態も自然と改善されていくのです。栄養バランスのよい食事と運動、規則正しい生活を意識しましょう」
「質のいい睡眠」を心がけることも大切
加えて、心がけてほしいのが「質のいい睡眠」をとること。
「頭皮の生まれ変わりや髪の成長に不可欠な成長ホルモンが分泌されるのは、入眠直後の深いノンレム睡眠のとき。スムーズに入眠し、深い眠りに入ることが重要です。そのためには、午後から夕方にかけた時間帯にウォーキングなどの軽い運動をする、就寝2~3時間前に入浴する、寝室の照明は暗くし、エアコンで室温28度以下、湿度40~60%に設定する、といった工夫をするとよいでしょう」
次回は、そのほかの頭皮ケアの方法について紹介します。
09/23 12:30
婦人公論.jp