外の暑さと冷房の冷え。胃腸のダメージを4つの生活習慣で回復しましょう。猫背はNG。食品は火を通し過ぎないで

イラスト:小林マキ

イラスト:小林マキ

屋外に出ると、猛暑で汗びっしょりになるのに、屋内や電車内では、寒いくらいの冷房にさらされる。寒暖差に加えて、つい冷たい物を摂りがちな夏の生活習慣が胃腸にダメージを与えます。弱った内臓をいたわる方法を伝授しましょう(イラスト/小林マキ 取材・文・構成/岩田正恵《インパクト》 デザイン/米山和子《プッシュ》)

【図】筋肉を弛緩させるには…

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胃腸の調子を整える4つの生活術

1)姿勢を正す

内臓を圧迫する猫背の姿勢は、胃もたれや胸やけ、胃酸が食道に逆流して炎症を起こす逆流性食道炎の原因にもなるそう。

「胆のうや胆のう管も圧迫するため、腸内環境を良好に保つ胆汁酸の流れが悪くなり、腸の吸収力低下や悪玉菌の増加にもつながります」(澤田先生。以下同)

 立つときも座るときも、背筋を伸ばすよう心がけましょう。

イラスト:小林マキ

イラスト:小林マキ
2)自律神経を整える

筋弛緩法は、力を入れたり抜いたりすることで、心身の緊張をほぐすリラクゼーション法です。

「心身の緊張が解けることで、自律神経を整える効果が期待できます。方法は簡単で、体のほぐしたい部位に10秒間力を入れた後、20 秒間力を抜くだけ。脱力後、体内に血がめぐる感覚が得られるでしょう」

3)消化の良い食品を摂って

うどんや野菜スープのように食物繊維が少ない食品は、胃に負担をかけずに食べられます。

「また、魚なら刺身、卵なら半熟など、なるべく食材そのままか、軽く火を入れる程度が消化しやすい状態。加熱時間が長く、温度が高くなるほど消化に時間がかかると覚えておきましょう」

消化を助ける酵素を含む食材を積極的に摂るのもおすすめです。

消化吸収を助ける酵素(イラスト:小林マキ)

消化吸収を助ける酵素(イラスト:小林マキ)
4)胃腸を温めよう

胃腸の働きを促すには、体を温めることも有効です。

「37~39度の湯に10~15分浸かり、内臓まで温めましょう。排泄を担う大腸が温まると、睡眠中によく働いて翌朝の排便がスムーズになります」

冷房の利いた部屋では、腹巻きや靴下の着用も効果的。血行を促すポリフェノールを含むココアや赤ワイン、シナモン入りの飲み物もよいでしょう。

胃酸の分泌を抑える酵素(イラスト:小林マキ)

胃酸の分泌を抑える酵素(イラスト:小林マキ)

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※記事内の商品価格はすべて税込です

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