【男親と娘は難しいけど】パパは私に歩み寄ろうとしてくれる。「お母さん、パパ頑張ってくれてるよ」…老々介護の父と娘、50年前のお話【第5話まんが】

授業参観か…パパ来れないだろうな…(マンガ『オーマイ・ダッド!父がだんだん壊れていく』)

95歳、男やもめの頑固な父を、67歳の一人娘が介護する…笑って泣ける介護連載『オーマイ・ダッド! 父がだんだん壊れていく』が好評につき単行本化。この物語を原作に、主人公たちの若い頃まで遡り、家族の物語をとんがりめがねさんの漫画でお届けします。

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高校の授業参観日

前話からの続き。母のいない生活にも次第に慣れてきた頃。

授業参観の日を迎えた。来れるはずはないと思いながら、一応、父にもお知らせのプリントを渡していたのだが……。

友達がパパかっこいいって騒いでたよ(マンガ『オーマイ・ダッド!父がだんだん壊れていく』)

私が幼い頃は、とにかく仕事が忙しくて、子どもの授業参観どころではなかった父。まさか高校生になった今、授業参観に来てくれるなんて思いもしなかった。ちょっぴり恥ずかしかったけれど、うれしかった日。

↓↓↓まさか来てくれると思わなかった授業参観。うれしかった

ある日のこと

…すみませんやっぱりひとつ買うのやめます(マンガ『オーマイ・ダッド!父がだんだん壊れていく』)

これまでナプキンひとつとっても、母が買ってきてくれるのが当たり前。

そんなことを事あるごとに感じて辛くなる。

そうか、もう母はいないのか。だけど母に甘えていたように父に甘えられるかというと、そうはいかない。

↓↓↓ナプキンひとつでも母のことが思い出される

必要なものはパパに言いなさい

今買えなかったのあるだろ買ってこい(マンガ『オーマイ・ダッド!父がだんだん壊れていく』)

男親と娘の関係は、正直いって、簡単ではないと思う。父が私のことを思ってくれていることはわかっていても、男親だからこそ話しにくいことはやっぱりあるから。

それでも父は私に歩み寄ろうとしてくれている。この日、あらためてそう感じたのだった。

そして母に伝えたい。あのお父さんが、今、家のことも私たちのことも頑張ってくれてるよ。安心してね。

第6話へ続く

原作はこちら

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