自民党総裁選、上川陽子氏の地元・静岡 石破茂新総裁に「期待が大きい」

自民党総裁選で石破茂元幹事長が新総裁に選出された27日、静岡県選出の上川陽子外相が及ばなかったことに支援者らが落胆する一方、自民党関係者からは石破氏に対する期待の声も聞かれた。

自民党静岡県連が発表した県内党員票の開票結果によると、投票資格者は3万2375人に対し投票総数は2万3005票で、投票率は71・06%だった。

得票数では上川氏が9601票で最多。これに石破氏の5303票、高市早苗経済安全保障担当相の5085票、小泉進次郎元環境相の2019票などが続いた。

今回の総裁選について、自民党県連の相坂摂治幹事長は「上川氏が県内ではトップだったことにはほっとしている」とした上で、石破氏について「地方創生や災害に強い国土づくりなどで経験が豊富。静岡にとっても期待が大きい」と話した。

石破新総裁誕生については、静岡県の鈴木康友知事も同日記者団の取材に応じ「(石破氏は)政策通で素晴らしい。これからの日本のかじ取りをしっかり行っていただきたい」と期待を示した。

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