国民民主・榛葉賀津也氏、立民代表選敗北の泉健太氏にエール「チャンスある」 野田佳彦氏に皮肉も

国民民主党の榛葉賀津也幹事長は25日の記者会見で、23日投開票の立憲民主党代表選で野田佳彦代表(67)に敗れた泉健太前代表(50)について、「若いし、人柄がいい。また必ずチャンスがある。ああいう人なら個人的に連携していきたいと思う」とねぎらった。

泉氏は代表選の1回目の投票で野田氏、枝野幸男元代表(60)の後塵を拝し、決選投票に進めなかった。

榛葉氏は泉氏について、「党内でなかなか大変だったが、運も実力のうち。自民党が(派閥のパーティー収入不記載事件で)どんどん支持率が落ちて、オウンゴールで結果、立民に期待が集まり、チャンスが転がり込んだ。ところが大先輩2人が出てきて、泉氏を下ろしたわけだ。私だったら支える」と語った。

榛葉氏は「泉さんがいなかったら(今年5月の)静岡県知事選は勝てなかっただろう。(4月の)衆院3補欠選挙も3連勝した。(元立民の蓮舫前参院議員が敗れた7月の)東京都知事選の責任は泉さんに全くない。泉さんは外されて、立民の東京都連が共産党とがっつりやったのだから」と語った。

榛葉氏は泉氏と折に触れて党派を超えて話し合っていたといい、「昨日もじっくり泉さんと話をしたが、やはり万感胸に迫るものがあった」と振り返った。

泉氏が24日未明、X(旧ツイッター)に夜空の月の写真とともに「眠れない。」と添えた投稿については、「詩人だったね、泉健太は。ぐっと来たよ。小泉進次郎元環境相よりも、ポエムはうまいかもしれない」と独特の表現で称えた。


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