維新の吉村洋文共同代表、兵庫県知事出直し選なら斎藤氏を「推薦できない」

職員へのパワハラ疑惑などを文書で告発された兵庫県の斎藤元彦知事について、令和3年の県知事選で推薦した日本維新の会の吉村洋文共同代表(大阪府知事)は11日、斎藤氏が辞職して出直し知事選に臨んだ場合の維新の対応について「今の状態なら推薦できない」と述べた。府庁で記者団の取材に応じた。

吉村氏は県議会調査特別委員会(百条委員会)での斎藤氏らの証言を踏まえ、斎藤氏が告発文書を公益通報として扱わず、文書を作成した元県西播磨県民局長(60)=7月に死亡=を懲戒処分にしたことや、県職員に物を投げるなどのパワハラ行為を批判。「背景や事実関係で納得できるものはない。百条委の証言を聞いても今の状態であれば(出直し選で)推薦できない」と語った。

また、吉村氏は今月7日、斎藤氏に電話で連絡をとり、辞職して出直し選に出馬すべきだと進言したが、その後も斎藤氏が続投の意思を示していることについては「残念に思う。間違っていることは認めて辞職すべきだ」と述べた。

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