自民・林芳正氏 改革姿勢「慎重だ」指摘に「便利さ納得ずくで進めるプロセスを大事に」

自民党総裁選(12日告示、27日投開票)に出馬表明した林芳正官房長官(63)は10日、国会内で自身の政策に関する記者会見を開いた。「他の候補に比べて改革姿勢が慎重だ」と指摘された際、「行政改革や規制改革は丁寧に進めていく必要がある。便利になることを納得してもらいながら、進んでいくプロセスを大事にしたい」と述べ、改革で得られるメリットについて幅広く理解を醸成しながら進めていくことの必要性を説いた。

「そのことで改革が遅れないように、しっかり説明していく」とも語った。

林氏は、「まだ理解されていない段階で進めると、本当は便利になるのに、便利さを理解してもらえないということが、今までの規制改革や行政改革で多々あった」と述べ、性急過ぎる改革手法に距離を置く姿勢を示した。



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