加藤勝信氏「家族同姓制度は維持、旧姓の法律上使用認める」 憲法改正と拉致解決に意欲

自民党の加藤勝信元官房長官(68)=衆院岡山5区=は10日、党総裁選(12日告示、27日投開票)への立候補を表明した記者会見で、選択的夫婦別姓巡る議論について、「家族同姓制度は維持しつつも、まずは法的な、社会的な、不都合を解決する。旧姓について、いわゆる通称使用にとどめることなく、法律上の姓として使用を認めることもあり得る。総裁になれば責任をもって答えをだしたい」と述べ、「旧姓続称制度」の導入に意欲を示した。

加藤氏は「旧姓の通称使用にいろいろと不都合がある」と述べた上で、選択的夫婦別姓の導入に関しては「親と子が別々の姓になってしまう。子供は自らの意思で別の親の姓に変えられるのかなど、議論を尽くさなければいけない点がある」と慎重な考えを示した。

また、憲法改正について「方向性を同じくする政党と連携して、自衛隊と緊急事態条項を明記する」と語った。

日本人拉致問題に関しては「全ての拉致被害者の即時帰国に向けて日朝首脳会談の早期実現に努力していく」と述べた。

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