元府議の西野修平氏、無投票で初当選 大阪・河内長野市長選 維新は擁立断念

任期満了に伴う河内長野市長選が30日、告示された。無所属新人の元府議、西野修平氏(51)以外に立候補の届け出はなく、無投票で西野氏の初当選が決まった。同市長選での無投票当選は平成16年以来3度目。

西野氏は、支援者らが集まる選挙事務所駐車場で、拍手とともに迎えられた。同市が消滅可能性自治体になったことを受け、「私が先頭に立って街を立て直す」と決意を新たにし、「子育て世代に選んでもらえる街にするため、次世代への予算にシフトしないといけない」と述べた。

無投票当選のため、選挙活動は1日で終わったが、「これまでも(府議として)政策を訴えてきた。それを着実に実行に移していきたい」と述べた。

同市長選では大阪維新の会が公認候補の擁立を断念している。西野氏は「市長は幅広く声に耳を傾ける立場だ。(遺恨を残すような)政党同士の争いがなかったことは、今後の市政運営に意味がある」と語った。

同日告示された同市議補選(欠員1)には、無所属と維新の新人2人が出馬。投票は今月7日に行われ、即日開票される。6月29日現在の選挙人名簿登録者数は8万6237人。

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