3選の福知山・大橋市長が初登庁、広報の重要性強調

9日投開票の京都府福知山市長選で新人2人を破って3選を果たした大橋一夫市長(70)が20日、市役所に初登庁した。玄関前には職員や市民ら約150人が集まり拍手で出迎えた。

登庁式に臨んだ大橋市長は「社会も経済も変わっていかざるを得ない時代を迎えている。現実を直視し、みなさまとともに未来を予測しながら、持続可能で発展性のある街づくりを進めていく」とあいさつした。

その後、市役所に隣接するハピネスふくちやまで幹部職員に訓示。「市民にも市の財政状況を自分事として考えてもらうことが大事だ。市民と協働するために何が要るのかを考え、実践してほしい」と訴えた。

また新文化ホールの整備を巡って住民運動が展開されたことを踏まえ、「ニーズに合った事業でも、市民が知らなければ『ない』のと一緒だ。意見をいただくためには正確な事実を伝えなければならない」と述べ、広報の重要性を強調した。

ジャンルで探す