連続強盗事件、被害者縛った粘着テープから容疑者の指紋…船橋市で900万円奪う

 千葉県船橋市の住宅で今月9日に判明した強盗致傷事件で、住人を縛るために使われた粘着テープから、別の強盗事件に絡んで逮捕された藤井 しゅう 容疑者(26)の指紋が検出されていたことが、捜査関係者への取材でわかった。県警は、藤井容疑者が実行役だったとみて調べる。

千葉地検に送検される藤井容疑者(19日、市川署で)

 捜査関係者などによると、船橋市の事件では、夫婦宅に2人組の男が押し入り、80歳代の夫と70歳代の妻を殴るなどし、現金約900万円を奪って逃走した。妻があばら骨を折るなどの重傷で、夫は顔を打撲する軽傷を負った。

 夫は粘着テープで手首を縛られていた。指紋は、そのテープから検出された。

 藤井容疑者は17日、市川市柏井町の民家で住人女性が襲われ、連れ去られた事件に関連し、監禁の疑いで逮捕された。藤井容疑者の指紋は、横浜市青葉区で起きた強盗殺人事件の現場からも検出されている。

監禁や強盗致傷など容疑の男2人を送検

千葉地検に送検される高梨容疑者(19日、印西署で)

 県警は19日、藤井容疑者を監禁の疑いで千葉地検に送検した。市川市の事件を巡り強盗致傷などの疑いで逮捕された高梨謙吾容疑者(21)についても19日、千葉地検に送検した。

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