薬のほかに「サプリメントは飲んでいる?」 医療機関では問診内容も変えるように 小林製薬“紅麹”問題

小林製薬の「紅麹」の成分を含むサプリメントを摂取した人に健康被害が出ている問題。

三重県でも3人が入院していたことが分かりました。

(三重県 一見勝之知事)
「入院した人もいるということなので、少しでも怪しい、疑わしいと思ったら、ご相談をいただきたい」

CBC

三重県や四日市市によりますと、4月1日までに7人から健康被害を訴える問い合わせがあり、このうち3人が腎機能障害や倦怠感などの症状で入院したということです。

いずれもすでに退院していますが、このうち1人はサプリメントが直接の原因かどうか分からないものの、いまも体調不良で通院しているということです。

今回の紅麹サプリの問題を受け、名古屋の医療機関では診察の際に聞く内容も変えるようにしたといいます。

(細川外科クリニック 細川慶二朗副院長)
「診察の中で『何かお薬飲んでいますか?』と聞くと『飲んでいないです』と答える人が多い。『サプリメントはどうか?』と聞くと『あれはたまに調子が悪い時に飲んでいる』ということが結構ある。そこまでちゃんと聞かなければと思う」

CBC

小林製薬から報告があった健康被害の状況について、1日に厚労省が発表したまとめによりますと、3月31日時点で入院した人の数は157人、医療機関を受診した人の数は786人となっています。

また、日本腎臓学会の調査では、全国で47例の健康被害が確認されていて、約8割がことし1月以降に医療機関を受診していたということです。

CBC

CBC

ジャンルで探す