ボクシング井上尚弥、中谷潤人との対戦歓迎「上がって来るのを待つしかない」「興味が出てきている」

 ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥(大橋)が21日、東京都内で取材に応じ、世界ボクシング評議会(WBC)バンタム級王者の中谷潤人(M・T)について言及した。

中谷戦について言及した井上尚=荒井秀一撮影

 井上尚は「パウンド・フォー・パウンド(全階級通じての格付け)1位になりたいという若者がいる。その若者が(スーパーバンタム級に)上がって来るのを待つしかない」と将来的な対戦を歓迎する意向を示した。

 井上尚は12月に次戦が予定され、今年は3試合を行う。来年も3試合戦いたい意向を表明し、1階級上のフェザー級に階級を上げる時期を聞かれ、中谷戦について触れた。

 中谷は今月14日の防衛戦でTKO勝ちしており、その試合の感想を聞かれた井上尚は、「やっぱり強いなという印象があった。だからこそ自分も興味が出てきている」と語った。

 世界的権威のある米国のボクシング専門誌「ザ・リング」による「パウンド・フォー・パウンド(PFP)」ランキングで現在、井上尚は2位、中谷は9位につける。実現すれば、世界が注目する軽量級屈指のスーパーファイトとなる。

 井上尚は、WOWOW「エキサイトマッチSP」のスペシャルゲストとして番組収録後、報道陣に対応した。

ジャンルで探す