小林陵侑2大会ぶりV…スキージャンプ全日本LH、女子は伊藤有希が初優勝しノーマルヒルと2冠

ラージヒル男子で優勝した小林陵侑の1回目の飛躍(20日)=三浦邦彦撮影

 スキージャンプ・全日本選手権ラージヒル(LH)(20日・長野白馬ジャンプ競技場=HS134メートル、K点120メートル)――男子は小林陵侑(チームROY)が139メートル50と134メートル50を飛び、合計282・7点で2大会ぶりの優勝を果たした。2位は二階堂蓮(日本ビール)。葛西紀明(土屋ホーム)が4位に入った。女子は伊藤有希(土屋ホーム)が132メートル50、124メートルの236・2点で初優勝し、ノーマルヒルとの2冠を達成した。4連覇を目指した高梨沙羅(クラレ)は2位だった。

小林陵「冬に向けていいステップ」

 男子LHを制した小林陵は、「冬に向けていいステップになる」と喜んだ。1回目に139メートル50のビッグジャンプを見せて1位で折り返すと、他の選手が高得点をマークする中、2回目も好飛躍を披露して首位を守った。今季は2026年冬季五輪のプレシーズンとなるが、「いつも通り、(目の前の大会での)優勝を目指してやっていきたい」と平常心を強調した。

ジャンルで探す