3秒差の予選敗退から1年、8位で箱根路つかんだ東京国際大ヘッドコーチ興奮「順位は関係ない」

 第101回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)の予選会が19日、東京都立川市などで行われた。埼玉県内に練習拠点があるゆかりの大学のうち、立教大が1位、東京国際大が8位で本大会出場を決めた。

 陸上自衛隊立川駐屯地から国営昭和記念公園までのハーフマラソン(21・0975キロ)コースで、43大学約510選手が参加し、各校上位10人の合計タイムを競った。

力走する東京国際大の選手ら(手前)(19日、東京都立川市で)=武藤要撮影

 昨年、3秒差で本大会出場を逃した東京国際大は、楠木悠人主将(同)が脱水症状で途中棄権し、ハーフマラソンの日本学生記録を持つリチャード・エティーリ選手(2年)も腹痛に悩まされるというアクシデントをはね返し、予選突破を果たした。中村勇太ヘッドコーチは「順位は関係ない。出場権をつかみ取れたことが一番よかった」と興奮を隠さなかった。

 2大会連続3回目の出場を目指した駿河台大は16位に終わった。徳本一善総監督は「力負け。気合を入れ、積極的に序盤から突っ込んだ選手たちの姿勢は褒めたい」と話した。

 埼玉県勢唯一の国公立大学として出場した埼玉大は、今月に入り、1年生1人が加わったことで、10人ギリギリでの予選会出場が決まった。金沢宏哉主将(4年)は「大舞台で走る経験が途切れなくてよかった」と 安堵あんど の表情を浮かべた。

 来年1月2、3日に行われる本大会には、シード権を獲得している城西大、東洋大、早稲田大、大東文化大とあわせて埼玉県勢計6校が出場する。

第101回箱根駅伝シード校

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