ディープインパクト最終世代産駒のオーギュストロダン、JCで引退へ…GI計6勝

 【パリ=平地一紀】アイルランドに本拠地を置く競走馬の世界的生産者・クールモアグループは27日、ディープインパクトを父に持つオーギュストロダン( おす 4歳、アイルランド)が、11月24日に東京競馬場で行われるジャパンカップ(JC、GI・芝2400メートル)を最後に現役を引退すると発表した。同馬はラストランでJC父子制覇に挑んだ後、アイルランドで 種牡馬しゅぼば になる予定。

昨年のブリーダーズカップターフを制したオーギュストロダン=平山一有撮影

 2019年にこの世を去ったディープインパクトの最終世代産駒となるオーギュストロダンは、名騎手ライアン・ムーア(英)の手綱でGIを計6勝している。昨年6月には英ダービー(GI)を優勝し、日欧合わせてディープインパクト産駒のクラシック全世代制覇の快挙を達成。昨秋には米ブリーダーズカップターフ(同)も制し、今年もプリンスオブウェールズS(英GI)を勝利するなど活躍を続けている。

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