風呂桶で「カポーン」と熱いラリー、兵庫の温泉で「桶ット卓球」全国大会…湯上り風や忍者姿のペアも

 風呂 おけ をラケットにした兵庫県丹波篠山市発祥のスポーツ「桶ット卓球」の全国大会が23日、同市今田町の温泉施設「こんだ薬師温泉ぬくもりの さと 」などで開かれた。コロナ禍を経て4年半ぶりの開催で、県内外の60ペア120人が球を打ち合い、「カポーン」と軽やかな音を響かせ、心地よい汗を流した。

桶ット卓球を楽しむ参加者ら(兵庫県丹波篠山市今田町で)

 桶ット卓球は市職員らが考案し、全国大会は2012年から開催。愛好家グループら有志が実行委員会形式で再開させた。

 ペアは、性別ごとや男女、小学生の組み合わせがあり、今田体育館で予選リーグがあった。服装は自由で、本格的な卓球のユニホーム姿のほか、頭にタオルを巻いた湯上がり風や忍者の格好をした参加者などもいた。

 試合は、ネット代わりに桶を並べた卓球台を使用。「 Areアー   youユー (湯)、OK(桶)?」と声をかけて打つサーブで始め、思わぬところに球が飛んでいって笑いが起き、和気あいあいとした雰囲気で行われた。

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