Xゲームズ初Vスケボー白井空良、高難度の技を最後に決め逆転「気持ちの弱さに勝てた」

スケートボード男子ストリートで優勝した白井空良(22日)=松本拓也撮影

 「Xゲームズ」千葉大会最終日(22日・千葉幕張メッセ、読売新聞社協力)――スケートボードは男子ストリートでパリ五輪代表の白井 空良そら (ムラサキスポーツ)が初優勝を果たした。 根附海龍ねつけかいり (DC Shoes)が2位、パリ五輪代表の小野寺 吟雲ぎんう が3位で日本勢が表彰台を独占した。男子パークはパリ五輪代表の永原 悠路ゆうろ (太陽ホールディングス)が8位で、パリ五輪銀メダルのトーマス・シャール(米)が制した。女子パークは東京五輪金の 四十住よそずみ さくら(第一生命保険)が4位。パリ五輪女王のアリサ・トルー(豪)が優勝した。

スケートボード男子ストリート決勝で技を成功させて喜ぶ白井選手(22日、千葉市の幕張メッセで)=松本拓也撮影

 パリ五輪4位の白井がランの最終3本目に逆転し、Xゲームズ初優勝。板を横に270度回して板の先端でレールを滑り、さらに270度回転させて着地する高難度のトリックを決めた。2023年の世界選手権を制したが、五輪やXゲームズでは最後に技を成功できない展開が少なくなかった。「悔しい思いをしてきた。今日は決めきることができ、気持ちの弱さに勝てたことは成長かなと思う」と納得の表情で振り返った。

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