世界耐久選手権の第7戦、トヨタ勢は最終盤のミスで表彰台逃す…平川亮らが10位

10位でレースを終えた平川らのトヨタ8号車

 自動車の世界耐久選手権(WEC)第7戦、富士6時間耐久レースは15日、静岡・富士スピードウェイで決勝が行われ、GR010ハイブリッド2台態勢のトヨタ勢は、平川亮らのトヨタ8号車が10位。小林可夢偉らの7号車は他車とぶつかってマシンが破損し、完走することができなかった。優勝はポルシェの6号車だった。トヨタ勢は2016年以来富士で負けなしだったが、連勝は6で止まった。

 トヨタ8号車は最終盤のミスで表彰台を逃した。残り15分までは3番手を走っていたが、「他のマシンに道を譲れ」という指示を無視したために罰則を受け、順位を落とした。「ラップダウン(周回遅れ)が頭になく、簡単に先に行かせたくなかった」と平川。製造者部門の年間王者争いもポルシェに逆転され、僅差で11月の最終戦を迎える。平川は「最終戦でしっかり決める」と気を引き締めた。

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