男子100m、坂井隆一郎が2連覇も派遣標準に0秒13届かず…桐生祥秀が5位

 陸上・日本選手権最終日(30日・新潟デンカビッグスワンスタジアム=読売新聞社後援)――パリ五輪代表選考会を兼ねて行われ、男子100メートルは、26歳の坂井隆一郎(大阪ガス)が10秒13で2連覇を果たした。派遣標準記録(10秒00)には届かなかった。2位は、東田旺洋(関彰商事)で10秒14。追い風参考ながら6月15日の日本学生個人選手権で9秒台を出した20歳の柳田大輝(東洋大)が10秒14で3位だった。28歳の桐生祥秀(日本生命)は10秒26で5位。

男子100メートルで優勝した坂井隆一郎(左)(30日)=三浦邦彦撮影

 坂井は「接戦の中で勝ち切れたのはよかった。(まだ五輪出場のチャンスは残り)パリオリンピックに行けると決まれば、しっかりと調整して、レベルをもっともっと上げて挑みたい」と話した。(デジタル編集部)

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