「今の自分を作ってくれた場所」パリ五輪金 吉沢恋がホームパークのクロージングイベントに登場

スケートボードを始めストリートスポーツに特化した施設、神奈川県相模原市の「小山公園ニュースポーツ広場」の改修工事に伴い、クロージングイベントが20日に行われた。小山公園にゆかりのあるパリオリンピック™女子ストリート金メダルの吉沢恋(よしざわ ここ、15)が登場し、思い出などを語った。

五輪2大会連続代表の白井空良(しらい そら、22)を始め、数々のトップスケーターを輩出した「聖地」でもあるこの公園。この日は無料開放ということで、子どもから大人まで多くのスケーターが足を運んだ。

相模原市出身の吉沢も、先輩達の背中を追いかけて小山公園で練習を重ね、世界へ羽ばたいた一人。「小山公園は今の自分を作ってくれた場所。難しい所もこのパークにはたくさんあって、それが自分の中で練習になっている。始めた場所がここでよかった」と振り返った。

さらに、パーク内の障害物に感謝の思いを込め、「I Love小山」と書き入れた。小山公園ニュースポーツパークは白井など世界で活躍する選手に助言をもらい、手すりや縁石などの構造物も新しくする。2028年のロサンゼルス五輪で連覇を掲げている吉沢は「新しい技に取り組むためにも利用したい」と口にし、「今いる地元の人たちに加え、新しい人たちとも楽しく滑れるように」とスケートボードの普及にも期待を込めていた。「小山公園ニュースポーツ広場」は2026年3月にリニューアルオープンする予定。

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