パリ五輪・体操三冠の岡慎之助が新技失敗も王者の貫禄「いい演技をしなきゃっていう思いあった」【国民スポーツ大会】

パリオリンピック™の体操男子で日本勢52年ぶりに三冠を果たした岡慎之助(20、徳洲会体操クラブ)が7日、佐賀で行われている第78回国民スポーツ大会に岡山県代表として出場し、堂々の演技を披露した。団体戦は大阪が優勝。

1種目目のゆかでは、一技目にG難度『リ・ジョンソン』を入れ、パリ五輪より構成を上げた攻めの演技を披露。あん馬、平行棒ではこの時点でのトップの得点を叩き出し、パリ五輪個人総合王者の貫禄を見せた。最終種目はパリ五輪の種目別で金メダルを獲得した鉄棒。中盤で新しく『リューキン』を組み込んだが失敗、頂点に立っても新技にチャレンジする攻めの姿勢を貫いた。

演技後、岡は「本当に満足いく結果でもないし、満足した演技は出せてないんですけど、本当に新しい技も入れて、いいチャレンジはできたなって思ってます」と笑顔を見せた。さらに五輪王者として注目され「すごいプレッシャーというか、なんかいい演技をしなきゃっていう思いもあったのですごく緊張感の中で久々にやった」と話し、「ちょっと演技自体も小さくなっちゃったなって思いましたね」と振り返った。

■岡慎之助 各種目得点
ゆか  12.500 
あん馬 14.633
つり輪 13.466
跳馬  13.466  
平行棒 15.000
鉄棒  13.066

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