弱視の廣瀬順子、柔道57kg級で初の金メダル!全て一本勝ちで悲願のパラ女王の座掴む【パリパラリンピック】

■パリパラリンピック 柔道女子57kg級(J2・弱視)決勝(日本時間6日、シャンドマルス・アリーナ)

世界ランキング2位の廣瀬順子(33、SMBC日興証券)が柔道57kg級決勝で、同1位のK.ホジャエワ(27、ウズベキスタン)に一本勝ちで日本女子史上初の金メダルに輝いた。廣瀬は準々決勝、準決勝、決勝と全て一本勝ちで、16年リオ以来2大会ぶりのメダル獲得となった。

序盤、積極的に足技を出していく廣瀬。試合時間4分の半分が経過した時だった。狙いすました体落としで相手の背中は畳についた。まさに完璧な一本で勝利を飾った。

柔道を始めたのは小学校5年生。中学、高校も柔道部に所属し鍛錬に励んだ。そして19歳の時に、膠原病にかかり半年間入院。合併症の影響で視覚障がいとなった。大学3年生で視覚障がい者柔道に転向した。

■廣瀬順子(ひろせ・じゅんこ)
1990年10月12日、山口県山口市出身。2016年リオ大会で銅メダル、21年東京大会5位。今年2月と4月の国際大会では準優勝、優勝と好成績を収めた。

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