大谷翔平4打数1安打、初回に7号先制HR!「ブーイングも嫌ではない」ド軍は今季最多12得点で大勝、今季最長の5連勝

■MLB ブルージェイズ 2ー12 ドジャース(日本時間27日 カナダ・トロント、ロジャース・センター)

ドジャース・大谷翔平(29)が敵地ブルージェイズ戦に「2番・DH」で先発出場し4打数1安打。1回の第1打席では7号先制アーチを放った。打率は.358から.354に。

ドジャースは今季最多12得点で大勝し、今季最長の5連勝。17勝11敗とし貯金は「6」に増えた。

昨年12月にドジャース移籍を発表した大谷。その直前には一時ブルージェイズ移籍が決定的と報道されていたこともあり、この日大谷が最初の打席に立つとスタジアムは大ブーイング。だが相手先発の右腕クリス・バジット(35)に対し、カウント1-1から3球目のスライダーを捉え、高々と舞い上がった打球はライトスタンドへ。敵地ブーイングを振り払う一発を放ち、ダイヤモンドを一周した大谷は、ベンチに戻ると満面の笑顔をみせた。

球団の日本出身選手としての最多本塁打は、沖縄県生まれのD.ロバーツ監督(51)の7本だったが、大谷はこの日の一発で指揮官の記録に並んだ。

3回はM.ベッツ(31)がヒットと盗塁で無死二塁とすると、大谷の第2打席はカウント3-1から四球。打者一巡の猛攻でドジャースが7-0と大量リードすると、2死一・二塁でこの回2度目の打席に。再びブーイングの中、T.リチャーズのチェンジアップに詰まり、かつて本塁打王を競い合ったゲレーロJrが一塁を踏んで3アウト。

5回の第4打席は1死二塁の場面でB.リトルを相手に、カウント2-2からナックルカーブでタイミングを外され、投ゴロに倒れた。7回は先頭で打席に立ったがセカンド正面の二ゴロ。9回には代打が送られた。

◆試合後にブーイング振り返り「ファンだったら」

トロントでの初戦を終えた大谷は、7号本塁打で監督の記録に並んだことを聞かれると「明日また(記録を)抜けるように頑張りたい」と8号に向けて意気込んだ。

さらにブルージェイズファンからのブーイングに「何て言うんですかね。自分のチームを好きだからこそ、相手のそういう選手にブーイングすると思うので」とおだやかに話し、「ブーイングも嫌ではないです」と続けた。

「僕はブルージェイズにノーと言ってる立場なので、ファンの人からしたらもちろんチームが大好きだと思うし。逆に僕はブルージェイズのファンだったら普通にブーイングすると思いますし、それは野球の一環かな」と相手ファンの視点に立ち自身へのブーイングを振り返った。

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