ミラクルショットから一転… 思わずヒヤッとした原英莉花の“ギリギリ”パッティングに放送席「入ればいいんです」

国内女子ツアーの今季最終戦「JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」。2020年大会の覇者・原英莉花(はら・えりか)が、2日目の12番パー3でホールインワン寸前の“スーパーショット”を披露した。

「2020年大会のチャンピオン原英莉花が12番で素晴らしいショット」

◆国内女子プロゴルフ

JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ 11月21~24日 宮崎カントリークラブ(宮崎県) 6497ヤード・パー72

 大会2日目を終えた国内女子ツアーの今季最終戦「JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」。

 2020年大会の覇者でもある原英莉花が“スーパーショット”を披露し、会場に駆けつけたギャラリーを大いに沸かせた。

日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)のX(@JLPGA_official)より

日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)のX(@JLPGA_official)より

 前半はスコアを伸ばせずに終えたものの、直前の11番でこの日2つ目のバーディーを奪取し、いい流れの中で迎えた12番パー3。

 力強いスイングから放たれたボールはピンに一直線。果敢に攻めた打球はグリーンに着弾し、手前からピン方向へ転がっていくと、勢いそのままにカップの真横を通過。誰もが“ホールインワン”を期待した惜しい一打となったものの、バーディーチャンスにつける圧巻のショットに。

 その後のパッティングを決めて、このホールをバーディーとしたものの、ストロークした瞬間に思わず右手を離すしぐさを見せた原。インパクトが思い通りにならなかったのか、カップの端から沈める少々際どいパッティングとなり、これには本人も苦笑い浮かべた。

 日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)の公式X(旧ツイッター)には、「2020年大会のチャンピオン原英莉花が12番で素晴らしいショットを見せ、連続バーディー」と実際の映像が公開。

 ティーショットの行方を見守っていたアナウンサーも「カップ方向へ……向かってきた!!!!!」と興奮気味に実況。バーディーパットの場面では、隣の解説者から「危なかったですね(笑)」と思わず心の声がもれるも、「入ればいいんです」と力説。そして「ナイスバーディー」と改めて称賛を送り、映像にはペロッと舌を出す原のおちゃめな表情も映し出されている。

 ここから波に乗りたい原でしたが、14番からまさかの3連続ボギー。17番でバーディーを奪い返すも最終18番で痛恨のダブルボギーを喫し、結果的にスコアを2つ落として、通算3アンダーの7位タイでホールアウト。

 首位に立つ桑木志帆とは6打差。ここからの逆襲を狙いたい。

原 英莉花(はら・えりか)

1999年2月15日生まれ、神奈川県出身。2018年プロテスト合格。“黄金世代”の一人として18年から早くもシード獲得し、翌19年には初優勝。20年には「日本女子オープン」「JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」と公式戦2冠を達成した。23年はヘルニア手術を乗り越え、「日本女子オープン」を2度目の制覇。NIPPON EXPRESSホールディングス所属。

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