渋野日向子が“圏外”転落で最終戦出場に黄信号 勝みなみは来季の職場をかけたシード争いの渦中に 【米女子・ポイントランキング】

米国女子ツアー「ロッテ選手権」が終了。最新のCMEグローブポイントランキングが発表され、今大会で予選落ちを喫した渋野日向子(しぶの・ひなこ)が4ランクダウンの62位に後退。上位60位までに資格が与えられる最終戦「CMEグループ・ツアー選手権」への出場が危ぶまれている。

ランキング62位に後退した渋野日向子

 米国女子ツアー「ロッテ選手権」が終了。最新のCMEグローブポイントランキングが発表された。

渋野日向子は最終戦出場のためにも次戦での上位フィニッシュが求められる 写真:Getty Images

渋野日向子は最終戦出場のためにも次戦での上位フィニッシュが求められる 写真:Getty Images

 米国女子ツアーの各競技での順位をポイントに換算し、年間を通じての総合的な活躍度を評価する同ランキング。

 今大会を20位タイで終えた古江彩佳は、前週から変わらずランキング4位を維持。35位タイに入った西郷真央も順位に変動はなく9位をキープした。

 出場を見送った笹生優花は17位につけ、日本勢最上位の4位で終えた畑岡奈紗が14ランクアップの26位に浮上。

 43位タイでフィニッシュした西村優菜は2ランクダウンの69位に後退した一方で、米ツアー出場14試合目で初のトップ10入り(5位タイ)を果たした吉田優利が、32ランクアップの100位まで順位を上げた。

 そのほかの日本勢では渋野日向子、勝みなみ、稲見萌寧の3人が予選落ち。勝は80位と変動がなかったものの、渋野は62位、稲見は103位へと順位を落とす結果に。

 ランキング首位に立っているのは今季6勝を挙げているネリー・コルダ。以下、2位にユ・ヘラン、3位にリディア・コ、4位に古江、5位にイン・ルオニンと上位陣の顔ぶれは変わらず、今大会を制したキム・アリムが前週から“43人抜き”の22位へとジャンプアップを果たした。

 ポイントランキング上位60位までに資格が与えられる次週の最終戦「CMEグループ・ツアー選手権」への出場や、同80位以内の選手が手にする来季のシードを巡る争いなど、米国女子ツアーはいよいよ大詰め。

 それぞれが目指す戦いの場は、今週開催の「ザ・アニカ・ドリブンbyゲインブリッジatペリカン」ですべての決着を迎える。

 最新のCMEグローブポイントランキング 上位陣と主な日本人選手の順位は以下の通り。 ※( )はポイント

1位 ネリー・コルダ(3735.819)
2位 ユ・ヘラン(2829.392)
3位 リディア・コ(2562.758)
4位 古江彩佳(2450.777)
5位 イン・ルオニン(2316.983)
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9位 西郷真央(1616.801)
17位 笹生優花(1230.512)
26位 畑岡奈紗(1036.240)
62位 渋野日向子(647.143)
69位 西村優菜(581.299)
80位 勝みなみ(405.561)
100位 吉田優利(229.375)
103位 稲見萌寧(218.242)

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