「秋はなぜか不調…最近は結構ひどい」小祝さくらが「65」で4位浮上 「最新便器が欲しい」TOTOに向けて復調なるか!?
国内女子ツアー第33戦「樋口久子 三菱電機レディス」第2日、「65」をマークした小祝さくら(こいわい・さくら)が通算8アンダーの4位タイに浮上した。
先週からパターをチェンジ
◆国内女子プロゴルフ
樋口久子 三菱電機レディス 10月25~27日 武蔵丘ゴルフコース(埼玉県) 6650ヤード・パー72
国内女子ツアー第33戦「樋口久子 三菱電機レディス」第2日、岩井千怜が通算12アンダーで首位浮上。1打差の2位には通算11アンダーの岡山絵里。「65」をマークした小祝さくらが、通算8アンダーの4位タイに浮上した。
ツアー通算11勝のうち、これまでツアーが佳境に入る10月以降の勝利はわずか1勝あるだけの小祝。
「秋になるとなぜかショットが不調になってしまって……。ここ最近は結構ひどいですね」
研究熱心な小祝が自分でも分からないというのだから、ちょっとしたミステリーかもしれない。確かに9月末の「日本女子オープン」以来、トップ10入りは一度もない。先週の「マスターズGCレディース」では、第2日を終えて首位にいながら最終日を終えたときには20位タイにまで順位を落としていた。
その小祝が今週は第2日を終えて、首位と4打差ながら4位タイにつけている。しかも、第2日は7バーディー、ノーボギーの「65」をマーク。「毎日5アンダーを目標にしているんですが、目標以上のゴルフができました」。その原動力となったのが、パッティングだ。
この日は27パットだが、要所できっちり決めているという。
「特に8、9番ホールですね。どちらも4メートルぐらいあって、微妙なラインだったり、微妙な距離でしたが、しっかり入れることができました」
実は先週からパターを替えたという。以前のパターも悪くはなかったが、最近入らなくなってきたからだ。「1メートルの距離でも真っすぐ打てなくなってしまったことが大きいですね」。イメージしたラインよりもボールを右や左に打ち出していては、カップインの確率も当然のように低くなる。これではいくらショットをピンに近づけても難しいだろう。そこで新パターを投入すると、先週も今週も面白いように入ってくれたという。
なんとかパッティングの力で上位に浮上してきたが、さらに順位を上げるには、やはりショットの精度アップが必須となる。前週からドライバーのヘッドやユーティリティーのシャフトを替えたことで、大きいショットには問題ないが、やはりアイアンショットがカギを握りそうだ。
次戦には小祝がかなり前から狙っている「TOTOジャパンクラシック」が控えている。この大会の副賞であるTOTOの最新便器を手に入れたいからだ。過去には、「CAT Ladies」で優勝副賞の重機が欲しいといって優勝した実績もある。狙った獲物を逃さないスナイパーとしての本能がさく裂すれば面白い結果になりそうだが、まずはその前に今大会で優勝争いに加わり、秋に対する苦手意識を払しょくしておきたいところだ。
10/27 06:40
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