中島啓太がまさかの2連続空振り!? 痛恨トリから見事なカムバック「4オーバーまでいった時は焦りました」

欧州ツアーを主戦場とする中島啓太(なかじま・けいた)は、5バーディー、1ボギー1トリプルボギーの「69」でプレー。1アンダー7位タイで初日を終えた。

第89回 日本オープンゴルフ選手権 初日

◆国内男子プロゴルフ メジャー第3戦

日本オープンゴルフ選手権 10月10~13日 東京ゴルフ倶楽部(埼玉県) 7251ヤード・パー70

 欧州ツアーを主戦場とする中島啓太は、5バーディー、1ボギー、1トリプルボギーの「69」でプレー。1アンダー7位タイで初日を終えた。

中島啓太 ※写真はヨーロピアンオープン 写真:Getty Images

中島啓太 ※写真はヨーロピアンオープン 写真:Getty Images

 最終組の一つ手前、12時15分スタートで石川遼清水大成という注目組で多くのギャラリーを引き連れた。2番パー4でボギーを先行すると、7番パー4ではトリプルボギーを叩いた。

 2打目をラフに入れると「3打目はかなりボールが浮いていて、フワっとしたボールを打とうとした」。しかし、クラブヘッドはボールの下を抜け空振り、ボールはその場に沈んだ。「次は打ち方を変えて」脱出を試みたが再度空振り。5打目でようやく脱出した。

「4オーバーまでいった時は焦りましたけど、みんなミスはしますし、自分の目の前の一打にしっかり集中できた」と、その後は昨シーズンの賞金王の力を見せつけた。

「後半はティーショットがフェアウェイに行ったホールが多かったです」と、10番からの3連続バーディーでトリプルボギーを帳消しにすると、13番パー5で3打目をバンカーに入れるピンチがあったが「そこは絶対パーを死守しようと思っていた」と“寄せワン”で切り抜けた。

 15番と17番でもバーディーを奪い、結果的には120人中9人にとどまったアンダーパーまでもっていった。

 各選手が苦しむ難コースについて「かなり難しいですけど、きょうは僕と(石川)遼さんで安泰なコースの攻め方をしていたかなと思います」と振り返った。

 同組でプレーした石川については「パー4の3打目で、50~60ヤード残っていてもしっかりセーブしてきたりとか、いろんな攻め方があって楽しかったです」と引き出しの多さに感心する。

 あす2日目も同じメンバーで8時5分に10番からスタートする。「ラフよりバンカーのほうが倍くらい良いので、そこをうまく考えながらティーショットのクラブ選択をしたり、ピンの位置も勉強になったので、手前からとか、無理にいかず攻めていったりとか、一打一打考えながらやっていきたいです」と意気込んだ。

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