「私すぐに現役に戻れるかも」ツアー復帰を目指す有村智恵が「インプレス・ドライブスター」で受けた衝撃

ヤマハは2024年9月20日と21日の2日間、「インプレス・ドライブスター」の発売記念イベント「ヤマハゴルフ インプレス祭 in横浜シンフォステージ」を開催しました。初日には契約選手の有村智恵(ありむら・ちえ)がトークショーを行い、出産後の生活やツアー復帰への思いなどを語りました。

「8軸カーボンフェース」の大きな飛びが体感できた発売イベント

 ヤマハの最新モデル「インプレス・ドライブスター」シリーズが発売となった2024年9月20日と、翌21日の2日間、「ヤマハゴルフ インプレス祭 in横浜シンフォステージ」が横浜市で開催されました。

初日のトークショーに参加した、有村智恵

初日のトークショーに参加した、有村智恵

 広々とした屋外のエリアに特設ブースが設置され、「インプレス・ドライブスター」のクラブや女性用パターの「センサス」などを展示。弾道計測器「トラックマン」を完備した打席も2つ用意され、参加者は無料で最新クラブを試打することができました。

 また、参加者向けの抽選会や指定のハッシュタグを付けてSNS投稿した人へのプレゼントが用意され、初めてゴルフを体験する人も楽しめるイベントになっていました。

 イベント初日の終盤には、ヤマハの契約選手である有村智恵(ありむら・ちえ)のトークショーが開催されました。有村は2024年4月に双子の男子を出産し、現在はツアーを休業して、育児に奮闘しています。冒頭で、「無事に出産しまして、双子の赤ちゃんは元気に育っています。子育ては楽しいですし、(子どもが)かわいくて仕方ないです。弟が私にそっくりで、兄が旦那さんにそっくりで、両家うれしい感じでした」と近況を報告すると、トークショーを観覧していたギャラリーから温かい拍手が送られました。

有村も「インプレス・ドライブスター」の飛びに大興奮

 育児に奮闘中の有村ですが、最近では、徐々にゴルフの練習を始めているそうです。

「今はちょっとずつ練習をして、ゴルフを(本格的に)再開する準備をしています。ただ、1年間全くクラブを握っていませんでしたし、妊娠・出産を経て体の至る所がすごく変わっていて、筋肉もそうですし、体のいろいろなところが硬くなっていました。練習をしても体が全然回りませんし、ツアーをお休みする前に使っていたクラブが重くて上がらないし、下りてこないという感じでした。最近、マカオに行って、久しぶりにラウンドをする機会があったのですが、当たるか分からないという不安がありましたね」(有村)

「明らかな体の変化を感じた」と語った有村

「明らかな体の変化を感じた」と語った有村

 マカオに行くにあたり、有村はヤマハに今の状態に合ったクラブを注文したそうです。そして届いたのが、最新モデルの「インプレス・ドライブスター」シリーズの試打クラブ一式でした。

「クラブに“DEMO”と入っているのは新鮮でした。新しい『インプレス』は軽く振っただけで、すごく気持ち良い感触で、強い球が打てました。なんというかバーンってすごく快感なんですよね。私が現役の時に頑張って振り回して打っていた感触が、(インプレスだと)すごく軽く、ストレッチもしないで打っているのに出せたんです。『これを使えば、私すぐに現役に戻れるかも』って錯覚に陥りました(笑)」(有村)

「インプレス」はアマチュアゴルファーがやさしく飛距離を出せることをコンセプトに開発されてきたシリーズですが、妊娠・出産を経て、体力が落ちた今の有村にはその性能がピッタリ合ったようです。特に最新モデル「インプレス・ドライブスター」シリーズの飛びには驚く場面が多かったと言います。

「私はもともと7番アイアンで150ヤード、8番で140ヤードという感じでした。復帰のラウンドなので10ヤードか20ヤードは落ちてるだろうと考えて、最初に140ヤードが残った時、7番でも届かないと思ってユーティリティーを持ちました。そしたら飛び過ぎて。次に130ヤードで9番を持ったら、それも飛び過ぎて。『あれ? 様子がおかしいぞ』ってなって、飛距離に慣れるまで9ホールかかりました。ドライバーも試しましたが、飛距離が落ちるどころか、伸びたんじゃないかと言われるくらいでした」(有村)

 有村にとって、初めてコースで試した「インプレス・ドライブスター」の飛びは非常に強烈なものだったようで、「大興奮でした」と振り返りました。

ツアー復帰へ「前向きな気持ちになれています」

 クラブの性能を体感したことで、ツアー復帰への道筋にも変化があったようです。

イベント初日に行われた「トークショー」の様子

イベント初日に行われた「トークショー」の様子

「4月に出産してから1年で復帰するのは、私の中では厳しいと考えていました。でも、『インプレス・ドライブスター』でラウンドしてみて、『ちょっといけるかな』という前向きな気持ちになれています。来年のフル参戦はもちろん厳しいですが、単発で出られる試合では頑張りたいです。推薦では最大で8試合まで出場できますので、そこを目標に今は頑張っています」(有村)

 もし順調に調整が進み、推薦がもらえた場合、有村の復帰戦はホステス大会である「ヤマハレディースオープン葛城」になる可能性が高いです。

「4日間競技でコースも非常にタフですので、かなり練習とトレーニングを積まなきゃいけないと思っています。復帰戦としては怖い大会ですけど、このクラブがあればいけるんじゃないかと思います」(有村)

「私は4日間歩く体力をしっかり付けておきますので、ヤマハさん、クラブはお願いします!」と有村は話し、「インプレス・ドライブスター」のクラブで調整を重ねて、ツアーへの復帰を目指していく構えです。

 ツアーに復帰した時、有村のその手には一体どのクラブが握られているのか、今から楽しみです。

有村 智恵(ありむら・ちえ)

1987年11月22日生まれ、熊本県出身。ツアー通算14勝を誇る実力者。21年12月に自身のYouTubeチャンネルで結婚を発表。22年は「ミセス初V」と4年ぶりの優勝を目指したもののシード権を喪失。23年は「妊活」を理由に休養することを自身のSNSで明かし、同年11月、おなかに新しい命を授かったことを公表した。24年4月に双子の男児出産を発表。

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