肺炎からの復帰戦を終えた菅沼菜々 「ゴルフできることがどれだけ幸せか」と自身の“ゴルフ愛”を入院中に再確認

プロゴルファーの菅沼菜々(すがぬま・なな)が自身のインスタグラムを更新。肺炎からの復帰戦となった「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」の戦いを振り返りました。

「みんな元気にゴルフしていることがうらやましくて」

◆国内女子プロゴルフ

ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン 9月20~22日 利府ゴルフ倶楽部(宮城県) 6638ヤード・パー72

 女子プロゴルファーの菅沼菜々が自身のインスタグラムを更新。戦いを終えた現在の心境を明かしました。

肺炎からの復帰戦を終えた菅沼菜々が現在の心境を明かした 写真:Getty Images

肺炎からの復帰戦を終えた菅沼菜々が現在の心境を明かした 写真:Getty Images

 27ホールの短縮競技となった国内女子ツアー「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」。

 最終日は9ホールの同一ラウンドが行われ、単独首位で迎えた安田祐香が4バーディー、2ボギーの「34」で回り通算9アンダーで逃げ切り。プロ5年目で悲願のツアー初優勝を手にする結果となりました。

 今季はここまで苦しい戦いを強いられている菅沼も初日を「72」のイーブンパーで回り、上位進出に向けて望みをつないだものの、悪天候による第2ラウンドの中止に加え最終日はセカンドカットが実施。復帰戦は18ホールのみのプレーにとどまりました。

 前々週は出場予定だった「住友生命Vitalityレディス東海クラシック」を熱発で急きょ欠場。その後のCT検査で肺炎を患っていることが判明し、入院して休養に努めていたことを自身のSNSで打ち明けていました。

 また、飛行機や新幹線などの公共交通機関が利用できない「広場恐怖症」という病を抱える菅沼は、沖縄県で開催された「ソニー 日本女子プロゴルフ選手権」の出場を見送っていたため今大会が約1カ月ぶりの試合に。

 投稿では「高熱や咳など本当に寝れなくてツラい毎日でしたが今週は何とか間に合って良かったです」と休養中の不安な胸の内を明かしながらも出場が叶った喜びを伝え、「土日が雨で、最終日はセカンドカットされてしまったので、ゴルフできませんでしたが初日だけでもゴルフできて、本当に幸せでした」と今大会を振り返りました。

 さらに「入院していた時、配信を見ていてみんな元気にゴルフしていることがうらやましくて、楽しくゴルフできることがどれだけ幸せか実感しました」と自身の“ゴルフ愛”を再確認したようで、最後に「成績にとらわれず、健康でいられる自分に感謝して、マイペースにやっていきたい」と記した菅沼。

 この投稿には「無事復帰できて本当に良かった」「健康ほど人生の財産はありません」「肺炎明けは体力が落ちてるので、無理しないでくださいね」「なーちゃんがプレー中に倒れないか心配してた」など、菅沼の体調を心配するファンの声が続々と寄せられています。

 そんな菅沼は次戦、26日に開幕する国内メジャー「日本女子オープンゴルフ選手権」に出場予定。初日をイ・ミニョン臼井麗香と同組で回り、上位進出と今季初優勝を目指す戦いに挑みます。

菅沼 菜々(すがぬま・なな)

2000年2月10日生まれ、東京都出身。18年プロテスト合格。20-21年シーズンは賞金ランキング47位で初のシードを獲得。22年シーズンは、メルセデス・ランキング8位と躍進。23年「NEC軽井沢72ゴルフ」では、神谷そらとのプレーオフを制して悲願の初優勝を挙げる。ツアー通算2勝。あいおいニッセイ同和損保所属。

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