「今の自分にはコースが狭く感じる」ショット不調の西村優菜は5月以来の国内ツアーで復調へのきっかけをつかめるか

国内女子ツアー第27戦「住友生命Vitalityレディス 東海クラシック」が13日に開幕する。20年大会覇者の西村優菜(にしむら・ゆな)は、予選落ちした5月「サロンパスカップ」以来の国内ツアーに臨む。

直近5戦連続で予選落ちを喫している

◆国内女子プロゴルフ

住友生命Vitalityレディス 東海クラシック 9月13~15日 新南愛知CC美浜C(愛知県) 6560ヤード・パー72

 国内女子ツアー第27戦「住友生命Vitalityレディス 東海クラシック」が13日に開幕する。20年大会覇者の西村優菜がプロアマ戦を終えると「暑いですね。寒いよりはいいですけど」と笑顔で取材に応じた。

5月以来の国内ツアー参戦となる西村優菜 写真:Getty Images

5月以来の国内ツアー参戦となる西村優菜 写真:Getty Images

 前年大会は優勝した岩井明愛と3打差の通算12アンダー3位タイでフィニッシュしているが、「今の自分にはコースが狭く感じる。この景色の中でどれだけできるかなと思っています。久々にキャリーで攻めるシチュエーション。距離感とか難しいと感じる」と、決していいイメージで臨めるわけではなさそうだ。

 7月の米メジャー「アムンディ エビアン選手権」を44位タイで終えて以降、5戦連続で予選落ちしている。「ドライバーを基本的には気持よく振れていなくて、そこが振れてくるとアイアンも合ってくるのかなという感じはしていますが、なかなかうまくいかない」と現状を説明。「アメリカでもずっとショットが悪かったですし、考えてないときがないぐらい考えてはいるんですけど、なかなか体と気持ちがマッチしない」とショットの不調に陥っている。

 国内ツアーには予選落ちした5月「サロンパスカップ」以来の参戦となるが、「大ギャラリーの中でいいプレーをしたいという気持ちもありますし、その一方で去年よりも悪い成績できている申し訳なさと不安はあります」という。

 初日は米メジャーチャンプの古江彩佳と、前週に今季初優勝を1打差で逃したものの、メルセデス・ランキングで2位をキープする山下美夢有と同組になった。「すごい組に入れられた感じはありますが、2人とも調子がいいですし、いい流れできているので、感じることもあるでしょうし、自分もいい流れでプレーできたらいいと思います」と、ポジティブにとらえる。

「今年は優勝が目標でしたが、最後まであきらめずに、そこを目標にがんばれたら」。久しぶりの母国で復調のきっかけをつかみたい。

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