小祝さくらと海に入ってリフレッシュ!? 優勝候補筆頭・竹田麗央は“ダイヤモンド世代”3連覇へ向け「平常心で戦いたい」

沖縄県で初開催となる国内メジャー「ソニー 日本女子プロ選手権」。現在メルセデス・ランキングで首位に立つ竹田麗央(たけだ・りお)が指定練習日の3日、公式会見に挑んだ。

23年は神谷そら、22年は川崎春花の“ダイヤモンド世代”が制した

◆国内女子プロゴルフ

ソニー 日本女子プロゴルフ選手権大会 9月5~8日 かねひで喜瀬カントリークラブ(沖縄県) 6670ヤード ・パー72

 国内メジャー「ソニー 日本女子プロ選手権」が5日、沖縄県のかねひで喜瀬カントリークラブで幕を開ける。

 賞金総額2億円(優勝賞金3600万円)をかけて争う今大会を含め、女子メジャー大会の開催地が同県になるのは初めて。

 総勢132人のプレーヤーが名を連ねる中、やはり最大の注目は今季すでに5勝を挙げ、現在メルセデス・ランキングで首位を走る21歳・竹田麗央だ。

「ゴルフ5レディス」に続く2週連続優勝とメジャー初制覇を狙う竹田麗央 写真:Getty Images

「ゴルフ5レディス」に続く2週連続優勝とメジャー初制覇を狙う竹田麗央 写真:Getty Images

「昨年、おととしはそらちゃん(神谷そら)、春ちゃん(川崎春花)が優勝してすごいなって思っていたので、自分も続けるように頑張りたい」

 23年大会は神谷、22年大会は川崎と2003年度生まれの“ダイヤモンド世代”とも称される同学年の盟友が2年連続で制している同大会。今季絶好調の竹田だが、ツアー初優勝を飾ったのは今年4月の「KKT杯バンテリンレディス」だった。

「その頃は自分が優勝争いをするとも思ってなかったし、その中で同級生が優勝したのはすごいなって見てました」というように、昨季までの成績を振り返ると神谷や川崎、または櫻井心那が同年代の代表格として挙げられるだろう。

 しかし、竹田の今季の戦いぶりを見れば、同年代というくくりだけでなく女子ゴルフ界全体の主役といっても過言ではない。

 前々週の「全英女子」から「ゴルフ5レディス」とハードスケジュールをこなして今大会に挑むが、「きのうは海に入りました。入る予定はなかったんですけど、さくらさん(小祝さくら)に入ろうって誘われたので。水着は持ってきてなかったのでTシャツ短パンで(笑)」と、沖縄の海で気心知れた先輩とのひと時を過ごして連戦の疲れを癒やした。

 自身初のメジャー制覇に向けては「自分としてもすごく頑張りたい気持ちは強いですが、プレー中はその気持ちをなるべく平常心にして4日間戦いたい」と冷静に意気込んだが、見据える先は優勝のみ。

 ダイヤモンド世代の“3連覇”達成となるか。

竹田 麗央(たけだ・りお)

2003年4月2日生まれ、熊本県出身。21年プロテスト合格で同期には櫻井心那、神谷そら、川崎春花らがいる。母親はツアープロの平瀬哲子、叔母は元賞金女王の平瀬真由美。24年「KKT杯バンテリンレディスオープン」でツアー初優勝を遂げると、翌週の「フジサンケイレディスクラシック」でも勝ち、2連勝。さらに同年「ブリヂストンレディス」、「北海道meijiカップ」、「ゴルフ5レディス」で勝利した。ツアー5勝。ヤマエグループHD所属。

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