「そこから入れちゃうのーーー!?」 深いラフから“技あり”の一打を魅せたプロ7年目・27歳の華麗なるチップインに大拍手

8月30日に開幕した国内女子ツアー「ゴルフ5レディス」。ツアー初Vを狙う林菜乃子（はやし・なのこ）が、初日の15番パー3のセカンドで見事なリカバリーショットを披露した。

「難しいライから技ありのチップインバーディー」

◆国内女子プロゴルフ

ゴルフ5レディス　8月30日～9月1日　GOLF5カントリーみずなみコース（岐阜県）　6559ヤード・パー72

　8月30日に開幕した国内女子ツアー「ゴルフ5レディス」。林菜乃子が初日の15番パー3で華麗な“リカバリーショット”を披露し、会場は拍手に包まれた。

　直前の14番でこの日初めてのバーディーを奪い、いい流れの中で迎えた15番ホール。ティーショットを右の深いラフに入れてしまい、難しいライからのショットが求められる第2打。

　難しい体勢から林が絶妙な力加減で放ったボールはグリーンに着弾後、ラインにうまく乗ってピンへと一直線に転がり、なんとそのままカップイン。驚きのリカバリーショットを見せて見事なチップインバーディーとなった。

「見事なリカバリー！」「林菜乃子が15番で難しいライから技ありのチップインバーディー」と、日本女子プロゴルフ協会（JLPGA）の公式X（旧ツイッター）には実際の映像がアップ。

「林菜乃子決めた！ 右サイドからチップイン」「14、15と連続バーディーとなりました」と、林のナイスプレーを実況するアナウンサー。「ラフ、深かったと思うんですけども。うまく打ちました」と、解説者もそのテクニックを賞賛していた。

　林はこの日「70」で回り、2アンダーの25位タイでホールアウト。プロテストに合格した18年に下部ツアーで1勝を挙げたものの、レギュラーツアーでは未だ優勝経験がない。さらなる上位進出をかけた明日以降の戦いにも注目だ。