「やっぱり悔しい…」 鶴岡果恋は今季“2度目”の2位惜敗もシード確定圏内へ

「ニトリレディス」の最終日を最終組で回った鶴岡果恋(つるおか・かれん)が、通算11アンダーの2位タイでフィニッシュ。優勝には惜しくも1打及ばなかったものの、メルセデス・ランキングは23位に浮上し、今季のシードを確定圏内とした。

パーオン率もツアー4位に

◆国内女子プロゴルフ

ニトリレディスゴルフトーナメント 8月22~25日 桂ゴルフ倶楽部(北海道) 6651ヤード・パー72

「ニトリレディス」の最終日。首位と1打差の3位から出た鶴岡果恋は、3番パー5で3パットのボギーが先行した。

 その後、7番パー5でバーディーを取り返すと、後半11番パー3は3メートル、12番パー4は5メートルを沈めて連続バーディー。ここで通算11アンダーとしてトップに並んだ。

首位と1打差の通算11アンダー・2位タイに入った鶴岡果恋 写真:Getty Images

首位と1打差の通算11アンダー・2位タイに入った鶴岡果恋 写真:Getty Images

「もう攻めるしかない。攻めていってあとは決めきれたら」と心に決めて迎えた16番パー3は、ティーショットを6メートルにつけた。

「これが入ったら並ぶ。でも少し距離が長いので、ここが一番緊張しました」。惜しくもパーとなり、最終18番もパーとして同組の桑木志帆に1打差で敗れた。

 それでも今季2度目の2位タイでフィニッシュ。充実感もあるが、悔しさもにじむ。

「かなりチャンスの場面はあったけれど、なかなかリズムに乗り切れなかった。ボギーが先行したので、どう取り返そうかと考えすぎると体が動かなくなるので、リラックスしながら一打一打集中しようと思って戦っていました。それでもすごく自分にとってはいいシーズンを送っていると思います」

 メルセデス・ランキングは23位に浮上。今季のシードも確定圏内に入ったが、「リラックスしすぎるとうまくいかないことが起こりそうな感じがするので、常に優勝を意識して戦いたい」と慢心はない。

 これで今季6度目のトップ10入り。パーオン率も73.4127%で4位にランクインし、ショットの精度は試合を重ねるごとに高まっている。

 ツアー初優勝までもう一息だ。

鶴岡 果恋(つるおか・かれん)

1999年8月20日生まれ、神奈川県出身。2018年にプロテスト合格。同期の稲見萌寧とともに「黄金世代」「プラチナ世代」に挟まれた「狭間世代」と呼ばれている。2020-21年シーズンはメルセデス・ランキング55位で、翌年の前半戦出場権を獲得。23年シーズンは惜しくもシード権を逃す。明治安田生命所属。

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