ギャラリーの少なさに心配になってしまったけど… 今こそ観戦に行くべき! ベスト81・銀座のママが感じた男子ツアーの魅力

隆盛を誇る国内女子ツアーに対して、男子ツアーは元気がないと言われて久しいですが、実際に観戦すると女子にはない魅力も数多く持っています。ベストスコア81の銀座のママが男子ツアーを生観戦して感じたこととは?

男子ツアー全盛のころと比べると選手との距離感がとても近い

 ゴルフの腕前を磨くスクールはありますが、ここはさまざまな人とハッピーなゴルフをするためのコミュニケーション術を磨くところ。夜の人間交差点「銀座」で生き抜いたわたくし、かずこが伝授いたします。

かずこママがお気に入りの池村寛世 写真:JGTOimages

かずこママがお気に入りの池村寛世 写真:JGTOimages

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 週末は千歳の姉妹店に立っている私。同市にあるザ・ノースカントリーゴルフクラブのメンバーということもあり、毎年ここで開催されている「長嶋茂雄INVITATIONAL セガサミーカップゴルフトーナメント」の最終日を観戦してまいりました。

 女子ツアーは仲のいいプロも少なくないので何度も観戦したし、同じくメンバーである太平洋クラブの縁で、シニアツアーのプロアマにも数回参加しましたが、男子のレギュラーツアーの最終日は初めて。

 ご存じの通り、大人気の女子ツアーは必ずしもスター選手じゃなくてもたくさんのギャラリーでにぎわっているし、シニアプロは人間的な余裕があるし、盛り上げ方も別格で楽しませてくれて、どちらもとても魅力がある。

 一方、男子ツアーは最終日にもかかわらず人気選手以外のギャラリーの少なさは、ちょっと心配になってしまうほど……。

 でもね、だからこそ、お目当ての選手や男子ならではの迫力あるプレーが、視界良好で、場所取りに焦ることもなくゆっくりマイペースで観られたのです。

 それに選手たちもとてもフレンドリーで、応援していたらロープ越しやインターバルで言葉を返してくれたり、ホールアウト後には快くサインに応じてくれたり。

 男子ツアー全盛のころと比べると、選手との距離感がとても近い。とにかくアットホームで、とても楽しかった。

プレーするだけじゃなくツアー観戦もゴルフの楽しみ方

 それで感じたことは、ゴルファーとして、ツアーを観戦に行くことも一つのアクティビティーにしていいのではと。

 とくに男子ツアーは観客が少ない今だからこそのおすすめ。

 ギャラリーの少ないホールで定点観測し、気になる選手がいたら追いかけてみる、というのが私のスタイルですが、知らなかった選手の中から“推し”を発掘するのもオツなもの。

 ちなみに、今回追っかけたのは私好みの二人。かわいい少年系の池村寛世プロと、ガチムチかわいい系の今野大喜プロ。どちらも気さくで若者らしい、いい選手だったわ。最近の若い男子プロは結構優等生だし、そんな彼らをみんなで盛り上げて、スター選手を育てていくというのも、ゴルファーの一つの役割なのかなって気づきがありました。

 道具にしても、メディアにしても、やはりプロの活躍あってのゴルフ業界でもあるのですから、プロたちを応援したり支えたりするのは自分たちがゴルフを楽しむためにも必要なことではないかしら。

 もちろん、男子ツアーに限らず言えることですが、近所でツアーがあるときは足を運んでみてはいかがでしょう。今までのゴルフライフが、ちょっとステージアップするかもしれませんよ。

かずこママ(Kazuquo)プロフィール

東京・銀座で10年。ゴルフ歴も10年目に突入! 老若男女、プロアマ問わずゴルファーも多く通う会員制バー「銀座Room」のママとして、カウンター越しに日本社会で頑張る皆様のお側に寄り添っております。企業の社内コミュニケーション研修などもしております。ベストスコアは81。著書『僕と母さんの餃子狂詩曲』(集英社クリエイティブ)発売中。インスタグラム「かずこママの愛の翻訳」@kazuquomama

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