「小さくて練習のお供に最高!」 プロギア「レッドアイズポケット」がスマホ連動でスイングチェック可能に進化

2009年の発売以来、マルチスピード測定器として進化を続けているプロギアの「レッド アイズ ポケット」。最新作ではスマートフォンのアプリと連携して計測データやスイング分析を行えるようになりました。さっそく、その性能を人気インフルエンサーのルイゴルフさんに試してもらいました。

置いておくだけでミート率までわかる

 2009年の発売以来、マルチスピード測定器として進化を続けているのが、プロギアの「レッド アイズ ポケット」です。最新作ではスマートフォンのアプリと連携して計測データやスイング分析を行えるようになりました。さっそく、その性能を人気インフルエンサーのルイゴルフ(大塚塁)さんに試してもらいました。

 スコア168だったルイゴルフさんは、わずか50日で100切りしたことで話題になり、インスタグラムのフォロワーは6万人を超えます。スコアアップの最短ルートを知っているルイゴルフさんの目に、最新モデルの「レッド アイズ ポケット HS-130_BLE」は、どう映るのでしょうか。

プロギア 「レッド アイズ ポケット HS-130_BLE」

プロギア 「レッド アイズ ポケット HS-130_BLE」

【ルイゴルフさん】※以下【ル】 
 最初に簡単な設定をして、あとは置いておくだけでヘッドスピードやボールスピード、ミート率、推定飛距離が分かるのがいいですね。操作が簡単なので、シニア世代のゴルファーでも使いやすいと思います。細かいデータというよりは、一つの画面で見たいデータだけをチェックできるのも良かったです。

 気になるのは測定数値の精度ですが、ルイゴルフさんはどのような印象を持ったのでしょうか。

【ル】想像以上にリアルというか、シビアな数字が出ました。ボールスピードとヘッドスピードは何百万円もする計測器で測った数値と大差ありません。打った感覚として手応えが良かったときはミート率が1.45くらい出ていましたし、ミスしたときは1.4前後という結果でした。「レッド アイズ ポケット HS-130_BLE」を使って、ミート率をチェックするだけでも良い練習になると思います。レンジボールとコースボールの切り替えができるのもいいと感じます。

「レッド アイズ ポケット HS-130_BLE」は、スマートフォンのアプリと連動したことによって、日別やクラブ別のデータを保存できるようになりました。また読み上げモードを使うと1球ごとに特定の項目を音声で読み上げてくれる機能があります。

 計測データの活用法については「プロギア赤坂店」(東京都港区)の店長であり、プロギアサイエンスフィットインストラクターの斎藤史朗さんに説明してもらいました。

【斎藤さん】※以下【斎】アマチュアゴルファーの皆さんには番手別に10球くらいずつ打ってもらうと、そのデータがすごく役立つと思います。練習場だと1球ずつのナイスショットやミスショットが気になりがちですが、10球打ったときの飛距離、ヘッドスピード、ボールスピードを見て、どれくらい測定値の幅があるのかをチェックしてみてください。測定値の幅が小さくなればスイングの再現性が高くなってきているということで、上達の目安になります。番手別の飛距離があいまいな人は、これを使うと正確に把握できるのでコースマネジメントにも役立つと思います。

【ル】私が50日間で100切りした時は、シミュレーションゴルフのスタジオで数字を見ながら練習をしていました。練習場でただボールを打つよりも、計測器で数字の目標があると目的を持った練習になるので、効果的だと思います。

肩のラインの角度までチェックできる

 さらに新モデルでは有料版に登録すると動画撮影機能がついています。正面、後方からスイング動画をスマートフォンで撮影すると、ワンショットごとに動画が保存され、スイングの要となる肩、ヒザ、腰、前傾の角度が表示されます。

【ル】これスゴイですね。動画を撮影しただけでスイング時の角度が表示されるのには驚きました。正面から見たときの肩のライン、腰のライン、ヒザのラインが分かるのもいいですし、後方から見たときの前傾角度が分かるのも参考になります。

 ルイゴルフさんのスイング動画をみて斎藤さんは以下のように話します。

【斎】ルイゴルフさんはかなりお上手ですけど、アドレス時の前傾角度は21度だったのに、インパクトの瞬間は10度になっています。つまり、インパクト時に上半身が伸び上がった姿勢になっています。動画にはガイドラインがあるので、それを見れば伸び上がりの原因はお尻が前に出ているというのも分かると思います。

【ル】こんなに伸び上がっているとは思っていませんでした。数字で言われると説得力がありますね。

【斎】お尻を動かさないようにするだけで前傾角度は安定すると思います。

【ル】もう一つ、数字で気になったのがアドレス時に左肩が2度下がっているというところなのですが、これもスクエアにしたほうがいいですか?

【斎】いいえ、そこは無理に直す必要はありません。プロゴルファーでもフェードヒッターはそういう角度になっています。そういうタイプは、右肩が上がってきたらいつものスイングと違ってきているので要注意です。ゴルフで大切なのは再現性です。いつも同じ数字になっているかどうかをチェックするだけでも効果があるので、スイングの専門的な知識がなくても十分に有効活用できます。

【ル】確かにスコアアップに最も大切なのは再現性ですね。

無駄がないので分かりやすい

 最後にルイゴルフさんに感想を聞いてみました。

ルイゴルフさん(左)にアプリの説明をするプロギアサイエンスフィットインストラクターの斎藤史朗さん(右)

ルイゴルフさん(左)にアプリの説明をするプロギアサイエンスフィットインストラクターの斎藤史朗さん(右)

【ル】計測データもスイングチェックも無駄なところがないのが分かりやすかったです。ボールスピードやミート率など、本当に見たいデータはもちろん、前傾角度や肩のラインなどスイングで確認したいポイントを教えてくれます。小さい計測器とスマホだけでいいので、練習場のお供として最高のアプリだと思います。

 ヘッドスピードという概念をゴルフ業界に浸透させたのは「プロギア」です。1983年にプロギアがゴルフ業界に参入した時は、一般のゴルファーがヘッドスピードを数値化するという概念はありませんでした。

 そんな時代からプロギアは「弁当箱」と呼ばれた「プロギアヘッドスピードテスター」を使って、全国の練習場でヘッドスピード測定会を開催していました。その経験と知識が最新の「レッドアイズポケット」にも継承されているのです。

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