小祝さくらが無双モードで“ぶっちぎる”? 「あくびが止まらなかった」と天候に振り回されながらも6打差独走

順延になっていた第3ラウンドが終了。メルセデス・ランキングでフィールド最上位(3位)の小祝さくらが7バーディー、ノーボギーの「65」をマーク。通算15アンダーで2位に6打差をつけ独走態勢に入った。

ツアー最高の賞金総額3億円、優勝賞金5400万円

◆国内女子プロゴルフ<アース・モンダミンカップ 6月20~23日 カメリアヒルズカントリークラブ(千葉県) 6688ヤード・パー72>

 順延になっていた第3ラウンドが終了。メルセデス・ランキングでフィールド最上位(3位)の小祝さくらが7バーディー、ノーボギーの「65」をマーク。通算15アンダーで2位に6打差をつけ独走態勢に入った。

独走態勢に入った小祝さくら 写真:Getty Images

独走態勢に入った小祝さくら 写真:Getty Images

 大会2日目は悪天候によるサスペンデッドとなりプレーできなかった。前日の3日目は25ホールをプレーした。18時39分に日没によるサスペンデッドとなり、その後、取材対応などを終えた後にホテルへ帰った。

 睡眠時間は普段「最低6時間以上」と決めているが、「時間がないので、たくさん寝なきゃって思って、すっごいバタバタでした。ゆっくりご飯も食べることもできませんでした」と慌ただしく過ごし、ベッドに入ったのは22時前だった。

 この日、第3ラウンドは7時に再開予定だったため、夜中3時に起き4時30分にゴルフ場へ来て準備を進めた。「朝の練習はもう眠気がすごくて、あくびが止まらなかった」。その後、6時33分にスタート時間が8時へ変更され、その後7時30分に13時へ変更されが、ペースを乱されることなく落ち着いて過ごした。

 一度、ホテルに戻る選手も多かったが小祝は「こっちで調整しながら待ってました。軽く足のケアとか受けて、あとは風呂場で寝たりしてました」と回復に時間を費やした。

 13時から第3ラウンドの残り11ホールをプレーした。出だしの8番パー5で75ヤードを1メートルにつけてバーディーを奪った。ショットがキレッキレに見えるが本人は「ティショットは良かったんですけど、アイアンはいいショットを打てたホールもたくさんあるんですけど、そこまでいいっていう感じはなくて、ミスショットも何度かあった」と自分に厳しい。

「パットの調子はすごくいい感じ」と折り返した後は、10番で4メートル、14番で3メートル、15番で4メートルのバーディパットを沈め2位以下を引き離していった。

 2位に6打差をつけて最終ラウンドを迎える。「まだ明日1ラウンドあるので、本当に最後までどうなるかわからない。ティーショットが鍵になると思うので、集中力だけはしっかりと保って、最後まで続けてプレーしていきたい」と今季2勝目へ意気込む。「毎日、5アンダーを目標にプレーしている」という小祝。目指すは20アンダーの“ぶっちぎり”だ。

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