小祝さくらは薄暮のなか3バーディー奪取「暗い方が意外と入る」「だいたいで打ちました」

国内女子ツアー第17戦「アース・モンダミンカップ」3日目。小祝さくらが単独首位に躍り出た。

第3ラウンドは日没サスペンデッドとなった

◆国内女子プロゴルフ<アース・モンダミンカップ 6月20~23日 カメリアヒルズカントリークラブ(千葉県) 6688ヤード・パー72>

 ツアー最高の賞金総額3億円、優勝賞金5400万円がかかる、国内女子ツアー第17戦「アース・モンダミンカップ」3日目は長い一日となった。

 まず、降雨によるコースコンディション不良のため、順延されていた第2ラウンドをプレーし、その後、第3ラウンドがスタートしたが18時39分に日没のためサスペンデッドとなった。

単独首位に浮上した小祝さくら 写真:Getty Images

単独首位に浮上した小祝さくら 写真:Getty Images

 メルセデス・ランキングでフィールド最上位(3位)の小祝さくらは25ホールをプレーし、「ほんとに長かったです。昨日から長丁場で体力が削られる感じでした。その中でもいいプレーができたと思います」とため息をついた。

 小祝は第2ラウンドを首位と5打差の21位タイから出ると、6バーディー、ノーボギーの「66」でプレーし、首位と1打差の2位タイまでリーダーボードを駆け上がった。

 第3ラウンドは最終組の一つ前で17時にスタートした。2番で2メートルにつけてバーディーを奪い首位に並ぶと勢いに乗った。

 終盤は日没間近となり薄暗い中でのプレーとなった。「薄暗かったので集中はしっかりしないといけない。そのあたりは気をつけてやった」と力を振り絞り、5番では12メートルのバーディーパットを流し込んだ。「距離感が難しいなって思ったんですけど、なんか入ったので暗い方が意外と入るんじゃないかと話してました」と単独トップへ抜け出した一打を振り返った。

「(ショットは)暗いと遠近感が難しくてダフりそうに見える。だいたいで打ちました」といいながらも、7番では110ヤードの2打目を、PWで50センチにつけて3つ目のバーディーを奪った。

 第3ラウンドは朝7時に8番のティーショットから再開する。「明日は最後の力を出し切れるようにがんばりたいです。明日は明日なので自分のベストのプレーをするだけです」と余裕の貫禄を漂わせながら帰路についた。

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