吉田優利に復調の兆し!? 「今までの中ですごく良くなった感じが一番強い」【米女子ゴルフ】

米女子ツアー「マイヤーLPGAクラシック for Simply Give」が13日に開幕する。開幕前日に吉田優利(よしだ・ゆうり)が取材に応じ意気込みを語った。

今季は米ツアー6戦中3戦が予選落ち

◆米国女子プロゴルフ<マイヤーLPGAクラシック for Simply Give 6月13~16日 ブライズフィールドCC(ミシガン州) 6638ヤード・パー72>

 米女子ツアー「マイヤーLPGAクラシック for Simply Give」が13日に開幕する。翌週にメジャー第3戦「KPMG全米女子プロゴルフ選手権」(ワシントン州サハリーCC)を控えた一戦だ。

コースで最終調整した吉田優利 写真:Getty Images

コースで最終調整した吉田優利 写真:Getty Images

 51位に終わった2週前の「全米女子オープン」から3連戦の吉田優利は開幕前日に取材に応じ「とくに問題はなく、元気にやれている」と笑顔でアピールした。

 この日はコースで最終調整を行い「結構ラフがねちっこい感じがして、ティーショットをなるべくフェアウェイにおきたい。もちろんセカンドショットも大事ですけど、まずはしっかりフェアウェイに置いて、バーディーチャンスにつけたい」と語った。

 毎年、優勝スコアは20アンダー前後と伸ばしあい必至のコース。「グリーンがけっこうキレイなので難しいは難しいでしょうけど、しっかりいい回転をしたら入るんじゃないかなと思います。パー5もしっかり取れるようになっているので、そこは一つのキーなんじゃないかなと思います」と冷静に分析する。

 今季は米ツアーに6試合に出場しているが思うような結果は出ておらず、前週「ショップライトLPGA」は予選落ちに終わった。それでも、今週に入り「今までの中ですごく良くなった感じが一番強くて、それがスコアメークにつながるかはわからないですけど、ちょっとずついい方向に戻ってきている」と気持ちは前向きだ。

「球がちょっと暴れてしまっていたので、なるべく球をつかまえたいなと思っていて、つかまえる動きが大きくなってしまっていた。それをしっかりニュートラルに戻して球が高く、スピンがタテに入るように」と今週に入ってとくに意識しているポイントを説明する。

 まずは上位フィニッシュへ「どんどん手ごたえが良くなってきて、あとは成績を出したいなと思うので、しっかり毎週毎週いい感覚、いい経験を積んで、またがんばっていきたいと思います」と意気込んだ。

 吉田は日本時間の14日午前2時43分に10番からティーオフする。

 なお、大会の模様は連日WOWOWで中継される。

吉田 優利(よしだ・ゆうり)

2000年4月17日生まれ、千葉県出身。2019年プロ入り。西村優菜、古江彩佳安田祐香らと同学年の“プラチナ世代”の一人。21年「楽天スーパーレディース」でツアー初優勝を飾り、同年の「ゴルフ5レディスプロゴルフトーナメント」でも優勝を遂げた。23年「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」で公式戦初制覇。23年Qシリーズで24年シーズンの米女子ツアー出場権を獲得した。ツアー通算3勝。エプソン所属。

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