笑顔が戻った渋野日向子「ちょっとずつ頭の中もすっきりしてきている」 今夜9時32分にスタート【米女子ゴルフ】

米女子ツアー「マイヤーLPGAクラシック for Simply Give」が13日に開幕する。開幕前日に渋野日向子(しぶの・ひなこ)が取材に応じ意気込みを語った。

同コース開催の2年前は予選落ちに終わった

◆米国女子プロゴルフ<マイヤーLPGAクラシック for Simply Give 6月13~16日 ブライズフィールドCC(ミシガン州) 6638ヤード・パー72>

 米女子ツアー「マイヤーLPGAクラシック for Simply Give」が13日に開幕する。翌週にメジャー第3戦「KPMG全米女子プロゴルフ選手権」(ワシントン州サハリーCC)を控えた一戦だ。

メジャー前週の一戦にエントリーした渋野日向子 写真:Getty Images

メジャー前週の一戦にエントリーした渋野日向子 写真:Getty Images

 2位で終わった2週前の「全米女子オープン」から3連戦の渋野日向子は開幕前日に取材に応じ「月曜日は休んでちょっとずつ回復していると思います」とアピールした。

 前週も21位と健闘してしており「全米女子オープンで少し良い感覚を持てたので、ちょっとずつ自分の頭の中もすっきりしてきている。先週も比較的いいボールが打てているホールが多かったので、それがもうちょっと精度が上がればいいなと思っています」と、心の状態とともにプレーの調子も上向きのようだ。

 同コース開催の2年前にも出場したが、初日が「75」、2日目が「73」と攻略できず予選落ちに終わった。久しぶりにラウンドし「すごくきれいなコース。でも、周りのラフとか、グリーンの読みも難しいと思うホールも多いです。距離が長いホールもあったりするので難しいっちゃ難しいかな」と印象を語った。

 続けて「まずフェアウェイキープを大事にしなきゃいけないホールも多いですし、グリーンに乗せるのも、跳ねるところが多いのでしっかり計算してできたら」と、コース攻略の道筋を立てる。

 直近3年の優勝者&優勝スコアを振り返ると、23年がアイルランドのレオナ・マグワイアで通算21アンダー。22年がジェニファー・カップチョ(米)で通算18アンダー。21年がネリー・コルダ(米)で通算25アンダーと毎年かなりのロースコアが出ている。

 今年も伸ばしあいが予想されるが、「やっぱり、しっかりとパー5で取れればいいなと思いますし、なるべく落とさないように。バーディーチャンスにたくさんつけられれば」という。

 渋野はいずれも「全英女子オープン」歴代覇者のアシュリー・ブハイ(南アフリカ)、アリヤ・ジュタヌガン(タイ)と日本時間13日午後9時32分に10番からスタートする。

「しっかり4日間上位で戦えるようにがんばります」。渋野らしい笑顔が戻ってきた。

 なお、大会の模様は連日WOWOWで中継される。

渋野 日向子(しぶの・ひなこ)

1998年生まれ、岡山県出身。2019年のAIG全英女子オープンでメジャー初制覇。同年は国内ツアーでも4勝をマークし、賞金ランキング2位と躍進した。2020-21シーズンは、スタンレーレディスゴルフトーナメント樋口久子 三菱電機レディスゴルフトーナメントで勝利。昨季は米ツアーを主戦場に戦った。国内ツアー通算6勝。サントリー所属。

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