追う金谷、耐える平田=賞金王争い最終盤―ゴルフ日本シリーズ
6人が賞金王の可能性を残して迎えた最終戦。ランキング上位の2人、平田と金谷の争いが最終日へ向けて激しさを増した。
ともに初日はやや出遅れながら、2日目は好プレー。3日日は金谷がじわりと前に出た。11番は4メートルのバーディーパットを決め、15番(パー3)ではラフからの第2打を2メートルほどに寄せてパーとし、「いいセーブができた」と手応え。16、17番でもバーディーを奪った。仮にこのままの順位で終われば、平田を逆転して初の賞金王になる。「自分らしいプレーを最後までやり切りたい」
平田には硬さが見えた。13番は3パットでボギーとすると、そこから3連続でスコアを落とすなど苦しいラウンド。「0点。一瞬の中でちょっとした普段と違う感情があった」と表情を曇らせた。ただ、17番はバーディー、18番はバンカーから寄せてパーで踏ん張ったのは大きい。「最後は自分が納得できる形でいい一日にしたい」と力を込め、最終ラウンドを見据えた。
11/30 17:31
時事通信社