平田憲聖 賞金王へ逃げ切りならず「もちろん悔しい。金谷さんは1年通して素晴らしいプレーをしていた」

通算イーブンパーの17位に終わり賞金王を逃し平田憲聖が18番グリーンを後にする(カメラ・今西 淳)

◆報知新聞社主催 男子プロゴルフツアー メジャー最終戦 日本シリーズJTカップ(1日、東京よみうりCC=7002ヤード、パー70)

 13位から出た平田憲聖(エレコム)は4バーディー、4ボギーの70と伸ばせず、通算イーブンパーで17位に終わった。賞金ランクは金谷拓実(Yogibo)に逆転されて2位。賞金王の座は最終戦で明け渡すこととなった。「もちろん悔しい。でも、今週だけで決まったわけじゃないし、金谷さんは1年通して素晴らしいプレーをしていた。僕と金谷さんの差は大きくあると感じている」とライバルをたたえた。

 この日は1番で4メートルを沈めてバーディー先行。3番でも伸ばしたが、4、5番で連続ボギーをたたいた。6番パー5は2オン2パットでバーディー。1つ伸ばしてハーフターンしたものの、後半は伸ばせず巻き返しを図れなかった。「自分の目標をクリアすることが一番納得する形。今の結果にはもちろん満足はしていない」と唇をかんだ。

 今季は9月にツアー23年ぶりの月間3勝を挙げるなど、年間4勝をマーク。大きく飛躍した一年になった。「今年は自分の成長を感じられた。たくさんの方に応援していただいた。(賞金王という)結果で恩返ししたかったので、そこは納得していないが、自分のプレーに関してはよく頑張ったと自分に言いたい」。と本格参戦3年目のシーズンを振り返った。

 2週後には米下部ツアー最終予選会(12~15日、米フロリダ州)を控える。「自分のできるベストを出したい。結果がどうであれ、自分の目標をそこに設定して頑張りたい」。あこがれとする米ツアー参戦へ、気持ちを切り替えた。

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