高橋宏、圧巻の3者三振=「直球とスプリット」で貫禄―野球プレミア12
自慢の直球とスプリットを軸に、高橋宏が有望選手の並ぶ米国を相手に貫禄の投球を見せた。中5日のマウンドで4回70球を投げ、2安打無失点。そして8三振を奪った。
圧巻は一回。先頭を直球2球で追い込むと、スプリットをしつこく続けて空振り三振。2番の若手有望株ショーも、初球から直球でファウルを2球打たせて追い込む。5球目の156キロは高めにいったが、打球は前には飛ばない。続く低めへのスプリットでハーフスイングを誘った。3番打者にはバットにボールを当てさせず、3奪三振の立ち上がりとなった。
前回の韓国戦は、直球の制球が甘く、球速が出ても安打を浴びる場面が目立った。変化球頼みの投球を強いられ、4回7安打2失点。不本意なマウンドから「真っすぐで押して、決め球はスプリット」の原点に立ち返り、本来の投球を取り戻した。
11/21 21:29
時事通信社